これまでの2年間、優勝や順位についてはのらりくらりと交わしてきたオフト監督ですが、東京Vとの首位決戦を前に、ついに「残り4試合、すべて決勝のつもりで戦う。それがリーグ優勝を意味する」と口にしたそうです。しかし、うまいなぁ、この人は。正しくタヌキだよ。今季での退任を発表して、首位決戦の前に初めて決意を口にして。選手は乗せられるよなぁ。なんだか、うまいこと書かれたドラマのような展開だ。
MF内舘主将は「オフトと出会ってサッカーも、人間的にも成長できたと思う。目の前に(リーグ優勝の)チャンスがあるし、いい形でオフトを送り出したい気持ちもある」とリーグ優勝を恩返しにする決意だ。
選手もプロフェッショナルな感じでいいじゃないですか。本当に成長したと思いますよ。父さん、嬉しい。これでリーグ優勝が決まった瞬間、オフト監督と犬飼社長が「ウソでしたー」なんてやってくれたら最高なのに。まあとにかく、オフトにはいい形で去って貰いたいと思います。良い形で人を送り出すなんて、初めてなんじゃないかな。
ところで犬飼社長には、来年の成績に進退をかけるつもりがあるのか、是非聞いてみたいと思っています。社員の首だけすげかけえて、社長は安泰だなんて、そんな大企業みたいなことはやって欲しくないからね。きっと本人はそのつもりでしょうけど。
“略奪”が起きたのは試合後のビクトリーランのときだった。興奮を抑え切れない約30人のサポーターがピッチに乱入。試合では鹿島DFを置き去りにしたエメルソンも追いつかれ、歓喜の抱擁をしているすきに、メダルだけを盗まれてしまったのだ。
かわいそうだから返してあげてください。盗品なんて、誰にも自慢できないでしょ?