サンフレッチェ広島、佐藤寿人がJ2名古屋グランパスへの完全移籍を発表

2016 11 15 1347

サンフレッチェ広島が、佐藤寿人のJ2名古屋グランパスへの完全移籍を発表しました。佐藤寿人選手、名古屋グランパスに完全移籍のお知らせとして発表されています。

このたび、サンフレッチェ広島所属の佐藤寿人選手が、2017シーズンから名古屋グランパスに完全移籍することになりましたので、お知らせします。

ネタフルでもサンフレッチェ広島・佐藤寿人、移籍を検討という記事を書いていましたが、順当に考えれば、佐藤寿人の年俸は支払える体力があるのは名古屋グランパスくらいしかなかったかもしれませんね。舞台はJ2ですが、1年でのJ1昇格は佐藤寿人にとっても大きなモチベーションになるでしょう。

佐藤寿人は「来季はどんな役回りでもやり、広島での現役生活を全うしようと考えて」いたものの「名古屋から話を頂き、自分の中で選手としてまだまだ戦いたい、勝ちたい、ゴールを決めたい、チームのために体を張りたい。自分のためにチャレンジしたい」という気持ちが強く、移籍を決断したということです。

プロサッカー選手ですから試合に出てナンボですし、佐藤寿人としてもまだまだやれるという気持ちが強いのでしょう。「サヨナラは言いません。ありがとう。そして、行ってきます」と結ばれています。

名古屋グランパスでは「この苦しい時期が、いずれ振り返ったときに後々必要だったと言われるよう、そして名古屋グランパスが本来あるべき姿に 戻る為のチカラになれるよう、全身全霊をかけ、戦いたい」とコメントしています。

サンフレッチェ広島では「サンフレッチェ広島ファン・サポーターの皆さまへ」として、社長が異例のコメントを出しています。

佐藤寿人選手とは、シーズン中から来季についての契約を打診し、名古屋から正式なオファーを受けた後も、引き続き残留を要請してまいりました。しかしながら、彼のアスリートとして、より多くの出場機会を求めたいという思いは強く、クラブとしても苦渋の想いで、彼の意志を尊重することにいたしました。

もちろんサンフレッチェ広島も残留要請はしたものの、試合に出場したいという思いの方が勝ったということです。

思い起こせば、J2に降格した2007年、佐藤寿人選手は、いちはやくチーム残留を表明してくれました。その後、わずか1年でのJ1昇格、さらには3度のリーグ優勝に、言葉に尽くせないほどの貢献を果たしてくれたことに対し、心から感謝しています。

チームにとっては代えがたい選手だと思いますが、これもまたサッカーです。