2003 2nd 第8節 浦和レッズ V.S. ベガルタ仙台

今日はテレビ観戦でした。

■観戦記

終わってみれば6-1で圧勝。ただ、試合が始まる前はそれなりに不安もありました。と、いうのも、レッズは戦勝ストッパーならぬ連敗ストッパーになってしまう傾向があったんです。だから、18試合勝ちなしの仙台は、美味しいお客様ではなく、ある意味嫌な相手でした。

なぜ、そのような傾向があったかというと、今までのレッズは強い相手には強いなりに、そして弱い相手には弱いなりに合わせてプレーをしてしまう、いわゆるリアクションサッカーだったからです。オフトが監督になり目指したのは、リアクションサッカーを脱却し、自分たちから仕掛けペースをつくるアクションサッカーでした。

先日の大分戦は相手が下位であったことを踏まえ、ある意味主導権を握り勝って当たり前だと思っていました。しかし今日のベガルタ戦を見て、レッズの成長を実感しました。2-0から一点返されたあとに、ひるむことなく攻撃を続け、相手を突き放したのです。前節ジェフ戦のように上位のチームには負けないサッカー、そして下位のチームには確実に勝つサッカーが実践されつつあると感じました。当たり前のように思えて、実はこれが難しいと思います。毎試合実力をきっちり出し切り、安定した試合を続けなくてはならない訳ですから。このチームの基盤と呼べる部分ができていないチームは、残念ながら降格争いに顔を出すことになります。そしてこの基盤ができているチームは、優勝争いに顔を出すことになります。

今日はエメルソンがいないにも関わらず、大量得点で勝利しました。取るべき二人が2点ずつとり、山田と山瀬も決して簡単とは言えないシュートを決めました。安定した力を発揮し、浦和らしいサッカーができたのではないでしょうか。

個人的には鹿島・横浜・市原・名古屋あたりと熾烈な優勝争いをするのではないかと思っています。しかも最終節までもつれ込むような。浦和 v.s. 鹿島の最終節、埼玉スタジアムは、かなり熱い試合になるのではないかと思います。あくまでも予感、ですが。

それにしても、田中達也はキレている‥‥。