ワールドカップブラジル大会、日本はトーナメントに進出できずグループリーグ1分2敗という戦績で終わりました。残念ながら、4年間積み上げてきたものを十分には発揮することができなかったような気がします。
なぜ、そうなったのか? アルベルト・ザッケローニ監督とサッカー日本代表が過ごした4年間とはなんだったのか?
主に、最後の試合となったコロンビア戦の後に書かれた、ザックジャパンを総括した記事、まとは選手について書かれた記事などで興味深かったものをまとめておきます。
▼ザック辞任 後任選びの前に日本サッカー協会がやるべきこと(日刊ゲンダイ) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ
日本サッカー協会技術委員会による3試合の分析とザック・ジャパンの4年間の検証が重要になる。この分析・検証をしっかりやることが、ザッケローニ監督の正しい評価に繋がり、今後の日本サッカーの方向性を客観的に判断することが、次期監督選定に大いに役立つのは言うまでもない。
▼ブラジルW杯敗退にセルジオ越後氏「この敗戦はチャンス。日本代表とは何かを今一度考えよ」(SOCCER KING) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ
いまや日本代表は純然たるサッカーの代表チームではなく、興行的、ビジネス的な役割を大きく担わされている。選手は必要以上に持ち上げられ、弱い相手に対する親善試合で虚構の代表チーム像が作られていく。コンサート会場のような代表戦の雰囲気は、本当にサッカーを後押しするものだったかね
▼問われる協会の指導力 ブレる強化方針 4年の猶予を生かせなかった(スポニチアネックス) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ
「3試合の中で、ベスト16にいくにはどう戦うか。岡田監督はそれをチームに徹底し、選手もそれを確実に実行したからベスト16に進出した。4年後の大会でより多くの点が取れるに越したことはないが、そう一気にはいかないわけで、そのへんは協会がもっとしっかりやるべきだった。そのために4年の猶予があるのに、生かせなかった」
▼日本代表総括 ザッケローニの4年間の功績に感謝を – サッカーキング
しかし、だからと言って、ザッケローニ監督という選択が間違いだったとは微塵も思わない。それは、「もう少しでグループリーグ突破」というところまで来れたのは、ザッケローニ監督の功績だと思うからだ。この4年間の日本代表を振り返ると、アルゼンチン戦での勝利に始まり、アジアカップ優勝、対韓国戦4戦無敗(2勝2分け)、アウェーでフランス、ベルギーに勝利、オランダとドロー。歴代の日本代表で、これだけ多くの勝利の喜びを与えてくれた4年間があっただろうか。
▼夢を笑い、挑戦を腐す国に未来などあるものか。四年後も、その先も、日本代表は大志を抱け – [J論]
この大会で本田の夢はかなわなかった。日本代表は負けた。その事実は率直に受け止めるべきだし、敗因の検証もなされるべきだろう。ただ、「本田個人が大きな夢を掲げたこと自体は間違いでなかった」とは言っておきたい。
▼歯車狂った東欧遠征 監督と“王様”が求心力失いチームバランス崩壊(スポニチアネックス) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ
8年前、ドイツでの屈辱が今回の1次リーグ敗退に重なる。あの時も中田英寿というアンタッチャブルな存在がいた。そうした集団は、いったんバランスが崩れると再び結束するのは難しい。21日のシュラスコ店での決起集会。本田の周りに座ったのは長友、岡崎ら普段から仲の良いメンバーだけだった。
▼動けない日本代表…キャンプ地選びに関しW杯前に疑問を呈していた記事「日本は調整不良で全敗」が注目を浴びる : footballnet【サッカーまとめ】
これでは具合悪くなりに行っているようなものだ。
キリンブラジル本社がイトゥにあり今回のキャンプ地が決まった。
因みにレシフェとナタルはわずか200キロしか離れていない。
スポンサーの柵を断ち切って1,2戦目の近郊をキャンプ地にするべきだった。
イトゥをキャンプ地にした協会の罪は重い。
▼都並敏史のコロンビア戦分析「もっとできたはずなのに…悔しい惨敗」(ゲキサカ) – ブラジルワールドカップ特集 – スポーツナビ
日本人が南米のサッカーと触れる機会が減っていることの弊害も感じました。欧州のサッカーは見るけれど、南米のサッカーは見ないという人が、今はとても多いと思います。その結果、日本では欧州のパスサッカーを模範にして、パススピードとか、間合いに入るとか、そういう要求ばかりが増えています。それによって、ドリブルを良いタイミングでできる選手がいなくなり、引いた相手を崩せなくなってしまいました。
▼小倉隆史のコロンビア戦分析「オプションとボールを奪い切る力がなかった」 | ゲキサカ[講談社]
大会を通じての率直な感想ですが、日本はとにかく走れませんでした。W杯開幕直前に行われた親善試合では走れる姿を見せていたので、事前合宿地やベースキャンプ地でのコンディション調整がうまくいかったのかもしれません。南アフリカ大会ではコンディション調整がうまくいき、ベスト16進出を果たしていただけに、その部分では問題はないのだろうと思っていました。
▼露にした感情、勝負観、代表引退。内田篤人が見せたもの、語ったこと。(1/8) [ブラジルW杯通信] – Number Web – ナンバー
そんななか、内田は「自分たちのサッカーが出来れば勝てると思うのか、相手が自分たちのサッカーをさせてくれないくらい高いレベルと思うのか、それは人それぞれだ」と話していた。
▼取材エリアで嗚咽漏らした長友「勝たせてあげたかった」 | ゲキサカ[講談社]
この日、昼食の席でアルベルト・ザッケローニ監督から退任の意向が伝えられた。「最高の監督、最高のチームメイトと、これで終わる寂しさ、悔しさがあって、胸がいっぱいだった。監督の最後の言葉で涙しながら、もう一回、W杯を戦えるにしても……」。そこまで言うと、言葉に詰まり、嗚咽を漏らした。
▼ザック監督、感謝の退任 言い訳、恨み言一切なく…通訳は涙 ― スポニチ Sponichi Annex サッカー
記者会見前の昼食時に、目を潤ませながら辞任とこれまでの感謝をチームに伝えた。通訳する矢野大輔さん(33)も大粒の涙を流した。「このチームの監督でいられてうれしかった。もう一度、選べたとしても同じメンバーでいく」と述べると、長友佑都(27)もむせび泣いた。
▼次期代表監督は誰? ザッケローニの後任候補たち アギーレ、ペケルマン、ストイコビッチ
最有力と現在、報道されているのが、メキシコ代表やスペインリーグでの経験がある、ハビエル・アギーレ氏。日本サッカー協会のお気に入りで、すでに交渉に入っているという。
ザッケローニの言葉[Kindle版] | ||||
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