2014年6月に開幕する、ブラジルのワールドカップがテレビで観られなくなる!? なんていう話があるそうです。その理由は放映権料の高騰。スカパー!断念で現実味を帯びる「ブラジルW杯テレビ中継なし」という記事になっていました。
サッカーファンは大ショックだろう。来年6月に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会のテレビ中継の雲行きが怪しくなってきた。国内放送の一翼を担ってきた衛星放送の「スカパーJSAT」が、放映権料の高騰を理由に中継を断念したのである。
スカパーがなくてもNHKと民放があるじゃないか!
と思うのですが、実は高騰する放映権料を買い支えていたのが、スカパーなのだそうです。
バカ高い放映権料に頭を痛めていたJCを支えてきたのが、スカパーだ。南アフリカ大会でも、日本に提示された250億円のうち、100億円近くを支払ったとみられている。スカパーが“戦線離脱”すれば、JCを構成する各テレビ局の負担が増すのは確実だ。
JCというのはNHKと民放でつくる「ジャパン・コンソーシアム」のことで、電通から放映権を購入していました。JCでかなりの金額を負担していたのがスカパーということです。
しかし‥‥
1998年のフランス大会で世界全体で110億円だった金額(日本は6億円)が、2006年のドイツ大会で1,600億円、2010年の南アフリカ大会で2,700億円と高騰しまくっています。
南アフリカ大会では、JCに提示された金額は250億円。6億円だったフランス大会の40倍でした
この250億円のうちの100億円近くを負担していたと言われるスカパーが「もうだめぽ」と言ったかどうかは分かりませんが、とりあえず現状では白旗を揚げているそうです。
「金銭交渉がまとまらず、今のところ我々に放映権はないのは事実ですが、交渉が再開されれば分かりません」(広報担当)
ちなみに、ブラジル大会の国内放映権料は400億円前後と言われているそうですが、これが世界規模となるといったい‥‥。
「最悪の場合、JCも中継撤退、なんてことになりかねません」という声も紹介されていますが、放映権料の値下げなんてことはあるのでしょうかねぇ。ワールドカップ中継を観たい人たちでスカパーに加入しまくるしか!?