2003 2nd 第5節 浦和レッズ V.S. 横浜Fマリノス

午後二時キックオフ。暑い。あまりにも暑い。
今日は勝てよ

■観戦記

0-3で完敗。何たる不甲斐ない試合。今日の試合については、別段申し上げることはありません。室井の抜けた穴がこれほど大きいとは思わなかった。そして、これほど選手層が薄いとも。このチャンスに、サテライトの選手たちはどうしてしまったんでしょうか。

今日はとにかく暑かった。ピッチ上の選手たちはさぞかしきつかっただろう。足も次第に止まっていく。しかし「暑さ」という条件はマリノスとて同じ。埼玉スタジアムの杮落としの完敗だけは再現してはならなかった。しかし‥‥。

なんかこう、チームを鼓舞できる人材はいないんですかね。負けている時に渇を入れられる選手はいないんですかね。言葉が通じる日本人選手で、そういう機外のある選手がいればいいけれど、もう言葉が通じるとかそんなことはどうでもいいかもしれない。とにかく、気持ちがくじけそうになっているチームメイトがいたら、とにかく叱ってやってくれ。内舘も一生懸命頑張っているけど、残念ながらそういうキャラクターじゃないよ。

それにしても、今日のゲームはほとんどの試合が引き分けで助かった。まさに不幸中の幸い。こんな負け方をしたから、完全に優勝争いからは脱落と思っていたけれど、お陰で10位まで転落しつつも、1位との勝ち点差はわずに4だ。まだ、上位に進出する目はある。ただし、選手たちが変われれば、の話。今日のような試合をしている限り、優勝争いだなんておこがましくて口には出せない。例えケガで主力選手がいなくても、それをカバーできるのが常勝チームだ。

DFはもちろんだけど、FWの選手層が薄いのも気がかり。今回、永井がケガをして痛感しました。例えばナビスコ杯の決勝に進出したときに、ベンチに千島しかいなかったらと考えると、ちょっと怖い。代表クラスでなくてもいいけれど、流れを変えられる選手が欲しいところ。そういえば、岡野がレッズに戻りたがっている、なんていう噂も耳にしたなぁ。気持ちでプレーできる選手だから、戻ってきてもいいんじゃないだろうか。来年あたりは4バックで、右サイドには岡野と山田を見てみたい(願望)。

さて、こんな試合でしたが収穫も一つ。それはニキのFKです。これまで控えめだった彼が、チームメイトのあまりの不甲斐なさに業を煮やしたのか、終了直前、ついにFKはオレが蹴るとボールの前に立ちました。「強烈なシュートががんがん枠に行くらしい」という前評判を聞いていたため、少し期待をして見ていました。ガーンと蹴ったボールは真っ直ぐ枠の中へ。重そうなボールが低い弾道で確実にゴールマウスへ。ビビった(笑) かろうじて止められましたけど、あれは立派な武器だ。ロシア製の武器だ。これからはFKはニキで決まりでいいと思います。一番、得点の匂いがする。