ロマリオが国会議員に!ブラジル下院初当選という記事より。
数々の栄冠を手にしてきたセレソン(ブラジル代表の愛称)の伝説的ストライカーが、今度は政界に殴り込む。ロマリオ氏は地元メディアに「サッカー選手からの政界進出は不安が幾分あるが、有権者は何かできると期待してくれているのだろう」と喜びを語った。
1994年のサッカーワールドカップ、アメリカ大会で5得点を挙げMVPを獲得した元サッカーブラジル代表のロマーリオが、国会議員に転身しています。リオデジャネイロ州選挙区で初当選だそうです。
選挙期間中は、政見放送などで末娘がダウン症であることについて触れながら、貧困層の若者が利用可能なスポーツ施設の建設、障害者への支援拡充などを訴えた。
「未来のブラジルのため、私が別のゴール(目標)を達成するために、投票してくれることを願っている」とアピールしたそうです。ツイッターでもフォロワーが11万人に。
現在は、ブラジル東北部のリオグランデドノルテ州を本拠地とするFCアメリカのディレクターを務めるが、09年11月には選手としてもプレーしている。
かつてのヒーローに期待する人も多いのでしょうね。サッカー界への復帰については「今は政治に専念したい」とコメントしています。
ワールドカップ、アメリカ大会でのこのエピソードもすごいです。
大会前には父親が誘拐され、犯行グループから8億円の身代金を要求されたハプニングも。だが、ロマリオ氏は「父が解放されなければ、W杯に出場しない」と異例の声明を発表し、逆に犯行グループを“脅迫”。その後、犯行グループはエースが抜けて優勝ができないことを心配したのか、父親を解放し、事件は解決した。
さすがサッカーの国、と言わざるを得ないエピソードですな。