日本サッカー協会の審判委員長が、2010年3月6日のサンフレッチェ広島-清水エスパルス戦で、サンフレッチェ広島が決めたトリックPKが「誤審」だったという見解を示しました。
<J1広島>清水戦トリックPK得点は「誤審」という記事になっています。
まずは動画を見て頂くと分かりやすいでしょう。
ボールをセットした槙野が下がり、そのまま蹴るのかと思いきや、別の方向から佐藤が飛び出してシュート、というものでした。
ゴールキーパーの西野は、完全に裏を取られてしまっています。
「PKを行う競技者は、特定されなければならない」という競技規則があるそうで、そういう意味で誰もが槙野をキッカーとして認識していた、ということですね。
「試合は成立し結果は変わらない」として、しかし、この場合はゴールを無効とし、佐藤に佐藤に反スポーツ的行為で警告を与え、清水エスパルスの間接FKで試合を再開すべきだった、としています。
審判団も「おかしい」と感じたものの、抗議がなかったので、そのまま得点を認めてしまったということです。試合は清水エスパルスが追いつき、ドローという結果になっています。