ゴールデンウィーク連戦の最後を、3-0の完封勝利で締めくくった浦和レッズです。
連敗中のジェフ千葉とはいえ、むしろ失うものがないチームは恐かったりします。
浦和レッズも鈴木啓太に続き平川も骨折と、ケガ人が増えている状況で、決して台所事情も楽ではありません。
スクランブルで右サイドに起用されたのは永井でした(山田は闘莉王とボランチに)。
しかし、エンゲルス監督の「永井に右サイドをやる雰囲気がなかった」というコメントにもあるように、前半はちぐはぐした試合展開となります。
しかし後半、永井に交代して細貝がボランチに入ると、試合の流れが変わります(梅崎が右サイドに)。3得点は全て、後半でした。
メンバーチェンジで試合の流れを劇的に変えることができるのが、エンゲルス采配の魅力でもありますが、そのギアチェンジが有効でなくなった時が、少し恐いですね。
それにしても、細貝の成長が著しいです。
オーバーラップしてシュート、そして守備に汗をかくその姿。ボランチでプレイする闘莉王から、様々なものを吸収している気がします。
「今日は立ち上がりがどうか、ベンチにいた選手に聞いて比較しながら見た」というコメントにもある通り、ベンチから戦況を見極められるのも成長なのでしょうね。
引き続き首位をキープしている浦和レッズです。振り返れば最高得点21、最少失点8でした。
開幕から11試合勝ちなしとなったジェフ千葉は、ヨジップ・クゼ監督の解任を発表しています。
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前半26分、相手ボスナーに足をかけられ、82キロの全体重を乗せながら肩から落下。「変な落ち方をして嫌な音がした」(闘莉王)。
「非常に痛い。今から病院です」試合後は右肩を完全固定。脱きゅうや骨折など重傷の可能性も浮上したが、埼玉県内で精密検査の結果、長期離脱など最悪の事態は避けられた。
「2点目を取ったら代えてくれと頼んでいた」と激痛を感じながらもプレーを続行。「いい報告をしたかった」と第三腰椎横突起骨折で離脱中の親友・MF平川の分まで戦い、後半32分に名誉の交代。