高原が得点を決め、京都サンガに4-0で勝利した浦和レッズです。
試合を見られていないので伝え聞くところですが、前半は攻め込まれる場面も多く、京都の田原が退場してから試合の流れが変わったので、結果的には圧勝しているけれど、修正点も多い、と。
17歳9カ月22日という、チームの日本人最年少で山田直輝がデビューしたのは、これまで若手にチャンスが少なかったのはレッズとしては、非常に喜ばしいことだと思いました。
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「どうしても勝ちたかった。相手が1人少ない中での0-0だったので、きっちり点を取りにいった。1人少ない相手に4得点だけど評価していい」
喜びを爆発させた高原は飛び立つ鳥のようにゴール裏に走った。待ち焦がれた赤きサポーター席の前で体を直角に折り曲げ、深々と一礼。
3-0の後半30分には、MF梅崎の左CKが右足に当たって入る幸運なゴール。視察した日本代表の岡田監督も「高原? よかったんじゃない」と喜んだ。
後半20分には永井のCKを頭でコースを変える技ありゴールを決め、自身2点目。「相手DFの頭を越えてくれれば、適当なボールでも何とかするよ」。
「サポーターの方も自分のゴールを期待してくれていた。チームにも迷惑をかけた。ようやく仕事ができた」しばし直立不動後、敵地を赤く染めたサポーターに頭を深々と下げた。前代未聞の一礼。90度近く曲げた背中で「タカハラコール」を受け止めた。
後半15分、見事なヘディング弾を叩き込んだ闘莉王はベンチに駆け寄り、MF平川とハッピーバースデーを熱唱。
浦和・エンゲルス監督「退場者が出て1人多くなると、普通は相手が引くのでやりにくくなるが、すぐに点を取ったのが大きかった。2―0になって勝負は決まった」
試合後は「監督には真ん中に残るように指示があった。いつもより緊張して運動量も少なかった」と、あどけない表情には似合わず反省しきりだった。