J2水戸社長が飲酒運転で辞任という記事より。
J2水戸の宮田裕司社長(48)が3月31日、飲酒運転の責任を取り、辞任を表明した。この日、昨年8月に起こした不祥事に対する謝罪会見を水戸市内で開いた。
J2水戸ホーリーホックの宮田社長が、飲酒運転の責任を取り辞任しました。
当初は減給処分となっていたようですが、会見で本人が急に辞任の意向を示し、同席した取締役も初めて聞かされるというドタバタぶりだったみたいです。
「私もその後、いろいろ考えて、辞任を表明させてもらうことになりました。重大な責任があることでおわびをしたいと考えている」
飲酒運転でしたのは2007年夏、それから辞任を決意するまで半年かかりました。
「クラブへのダメージが大きいということで公表できなかった」と隠蔽していた理由を明かしています。
3月10日にスタッフの1人に事実を問われ、いったんは否定したが「ウソがウソを呼ぶ。ウソの連続はこれからの長い歴史でクラブが内部崩壊してしまう」と、ようやく翻意。
悲しい話です。
2007年末に「前田秀樹、水戸を去る」というエントリーを読んでいたものだから、余計に悲しいです。
突然の発表であった。
2日に行われた水戸ホーリーホックファン感謝デーの冒頭、「人事についての発表は明日以降」と挨拶で話した宮田裕司社長のあとにマイクを渡された前田監督。
その場で「先ほど社長から来季の続投がダメだという話がありました」と打ち明けたのであった。
何もファン感謝デーで‥‥と思ったものです。
ある選手は目を真っ赤にして「社長はどこにいるんですか? 1年の最後くらい『お疲れ様』くらい言うのが当然でしょう! ついていけないっすよ」と怒りを露わにした。
水戸ホーリーホックが失ったものは、とてつもなく大きかったかもしれません。
会見の質疑応答はクラブからオフィシャルにリリースされています。
(鬼塚)こういう言い方をしたら語弊があるかもしれませんが、検挙をされていないということ、また存続していかなければならないクラブの現状を考えて、絶対してはいけないという注意に留めました。隠蔽の意識は全くありません。
飲酒運転で水戸・宮田社長が辞意表明によると、
・当初はクラブ内で50%の減給3か月で済まそうとした
・しかしJリーグが事実上処分を差し戻した
そして辞任ということになったようです。
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宮田社長は「みなさんに支援していただいている中で、こういうことになってしまいお詫び申し上げます」と謝罪した。クラブは会見後の臨時取締役会で辞任を了承し、後任の選定を始めた。
宮田社長は「トップがうそをつくことは、クラブが崩壊してしまう恐れもあると判断した」と事実を公表した理由を説明した。
同社長によると、昨年8月10日、水戸市内でのスタッフとの懇親会でビールをグラス3杯飲んだ後、自宅まで運転。車を自宅前の電柱にこする自損事故を起こした。警察の摘発は受けていないが、28日の取締役会で減給処分を受けていた。
今後はスポンサーに対し謝罪するが、クラブ経営に影響するのは必至。また、Jリーグの鬼武チェアマンも「社会的な責任やJの理念を考えれば今回の選択は間違っていない」とコメントした。