三浦、播戸涙…神戸10周年に初降格という記事より。
涙をこらえるには、ファンの声援が優しすぎた。試合後の整列でMF三浦は泣くのを我慢し一礼した。0−1の敗戦で神戸のJ2降格が決まった。
またこの季節がやってきました。あまり思い出したくはありませんが、J2の一年は辛く長いものでした。本当に、こればっかりは降格してみないと分からないというか、生易しいものではなく、J1に復帰できる保証はどこにもない訳ですから。
でも、サポーターはチームを信じてサポートするしかない訳で。
降格は必然だった。相次ぐ監督解任劇。選手は口々に「誰が悪いか、みればわかるでしょ」と批判した。起用に対する選手の不満は常にくすぶり、負けてもしらけたムードが漂った。
お金にまかせて、話題作りを中心にチームを作るとこうなるという典型的なケースでしたね。もはや予想通りというか。
叶屋専務が「チーム強化で拙速に、短期的な結果を求めすぎた。大きな責任があると感じている」と謝罪していますが、果たして来年は変われるかどうか。変わらないといけない訳ですが。
三木谷社長は「来年以降もクラブの経営は変わらずに行います。必ず1年でJ1に復帰します」とコメントしています。
J2降格でチームを去る選手もたくさんいるでしょうから、新しいチーム作りは監督選びから始まりかなりの困難を極めるはず。三木谷社長の手腕にも注目が集まります。
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「最後までうまくいかなかった。最下位なのに熱心に応援してくれたサポーターに申し訳ない」。三浦主将は目に涙を浮かべながら声を絞り出した。播戸も「監督が代わったとかいうことより、(自分が)ケガをして試合に出る時間が少なかったのが悔やまれる」と小声で話すのが精いっぱいだった。