朝日新聞の朝刊(2007年9月30日)の「環境ルネサンス」というコーナーで、「フードマイレージ」という指標が紹介されていました。
買い物に行って食材を選ぶとき、何を気にするか。味と値段、安全性が大方の選択基準だろう。これに加え最近、「距離」という指標が注目されている。
遠方から食材を輸送すると、それに伴って二酸化炭素(CO2)が多く輩出されます。
そのため近くで取れたものを食べた方が、二酸化炭素(CO2)の削減ができるということで、「フードマイレージ」という指標が注目されているのだそうです。
フードマイレージ=食料輸送距離、と訳されます。マイレージと聞くと航空会社のポイントを連想してしまいますが、違います。
もともとはイギリスの消費者運動から始まった言葉だそう。
2001年の日本の輸入食料の「フードマイレージ」は約9,000億トンキロで、アメリカと韓国は日本の3割、フランスは1割だそうです。
「想像はしていたが、日本の値は極端に高い」という、専門家の言葉が紹介されています。
なんでもかんでも輸入に頼らず、日本産のものを増やすようにしないと、将来的に食料事情で困ることも出てきそうです。
最近は「地産地消」という言葉も生まれ、産地で食べることが推奨されたりもしています。「フードマイレージ」にも繋がりますが、それにも増して採れたては美味しいですからね。
これまで、食べ物が運ばれてくるまでの輸送距離、それに伴う二酸化炭素(CO2)の輩出というのはあまり考えたことがなかったのですが、そういう視点も含みつつ、食材を選ぶようにもしたいと思います。
さらに詳しく知りたい人は↓もどうぞ。
▼フードマイレージ – Wikipedia
▼地産地消 – Wikipedia
「フードマイレージ」「地産地消」のデメリットも紹介されていますので、併せてぜひ。