インターネットを四半世紀前から使っている人だと、早い者勝ちのメールアドレスで分かりやすいもの、覚えやすいものを使っている場合が多いです。でも、覚えやすいメールアドレスは間違えられやすいという側面もあります。
松尾さんのメールアドレスが間違えて登録されたことの顛末が、hontoにあった怖い話 「サービス誤登録削除を依頼したら当方のメアド変更を提案される」の巻としてまとめられていました。
筆者のアカウントには、自分のアカウントだと勘違いした大学教授、自衛隊、マスコミ関係者、就職活動をしている大学生、もしくはその人のアカウントだと勘違いしたその友人や関係者から、重要と思われるメールや打ち合わせの案内、巨大プロジェクト入札の見積書、クレジットカードの請求額案内や個人的な写真などが届く。
hontoというサービスにメールアドレスが間違えて登録されてしまい、削除してもらう際に「同じアドレスで登録されないようにしてくれ」とリクエストしたところ、そういう対応はできない、メールアドレスを変更してくれという逆提案をされたという話。
松尾さんも書いているのだけど「フォームに入れさせたメールアドレスに対してアクティベートするためのワンタイムURL」を送ってクリックして貰えば良いだけ‥‥なのですが、これが実装されていないサイトもまだまだ多いのですよね。
ぼくもメールアドレスがシンプルなので、けっこう間違えて登録されています。大手航空会社の予約とか、関西の電子マネーとか、最近は弁護士事務所の過払い金の相談に対する返信がメールで届きました。
名前もそのまま記入されているし、さすがに弁護士事務所としてまずかろうと思って「個人情報がダダ漏れですよ」と返信したけど梨の礫でした。
でも、普段はスパム登録して終了です。だって、メールアドレスの登録を解除するのもけっこう面倒なんですよ。いろいろやりとりが発生とかして。
松尾さんの記事についているはてブを読んだら「メールの実在性チェック、コンバージョン下がるからやめたい」という企業側の理屈があるみたいですが、自分でもメールを正しく登録できているか不安なときもあるし、仮に間違えてしまっていたとしたらメールアドレスの登録を変更するのも超手間だと思うし、そうなると間違えて登録した人にも最悪の印象になってしまうのではないでしょうか。
大手企業に限ってメールマーケティングがしっかりしているから、間違ったまま継続して営業メールが届き続けることになるんですよね。完全に悪循環です。
ぜひ、メールアドレスをアクティベートするためのワンタイムURLを送信するようにしてください。よろしくお願いします。