HPの複合機「ENVY 100」をモニタすることになりました。正直、最新のプリンタはもうどれを使っても違いはないんじゃないかと思っていたのですが、この「ENVY 100」はちょっと面白い。「そう来るか!」と感心してしまいました。
箱が届いて驚いたのですが、薄いんです。いわゆる複合機というのはプリンタ、スキャナ、コピー機能が一体化したものですから、箱からしてけっこう大きいイメージがありました。
が、予想していたよりかなり薄いです。
届いた荷物を見て、まさかこれがプリンタだとは思いませんでした。ただし、重量はずっしりきます。なぜなら、ゴージャスに天板にガラスを使ってあったりするからなんですね。
さて、箱を開けるといきなりエコバッグらしきものが。持ち運んでくれと言わんばかりなのですが、それにはちょっと重いです。
でも「ENVY」ブランドには最上級といった意味が込められているそうなので、こうした仕掛けはこれまでのプリンタらしくなくて良い感じです。
サイトを見ると「リビングにも調和する。デザインと機能を両立したスリムモデル」という位置づけです。
取り出してみると‥‥
ガラスの天板。すごいなー。
形、サイズ的には、ちょっと厚めのビデオデッキ、を想像してもらうと良いかもしれません。複合機というには、非常に薄いです。
どこから給紙するのかと思ったら、ここでした。
がぱー。
ごぱー。
で、電源を入れたら‥‥
操作パネルがせり出した! 動いたよ!
しかもタッチパネルだ! 操作できる!
無線LAN対応なので、電源を入れてネットワークパスワードを入力すれば、簡単にネットワークに繋がってしまいます。もはやプリンタは無線LANなしではいられない、と思っておりますよ。本当に手軽ですから。
とりあえずタッチパネルをいじっているだけでも、いろいろコンテンツがあることが分かります。ネットに繋がっていて、そこからいろいろなコンテンツを引っ張り出せるようになっています。
この機能は「アプリdeプリント(Print Apps)」という機能だそうです。
ぐるなびや数独の文字も見えますので、ネット経由でアクセスして何やら印刷できる、というものなのでしょうね。
なんとなく塗り絵が印刷できるんじゃないかと当たりをつけて、DreamWorksのコンテンツを見てみます。
タッチパネルで‥‥
操作して‥‥
おお、ビンゴ!
踊るのスキスキ!
こりゃいいな〜。
実際問題として、どのくらい使うか(使えるか)というのが未知数ではありますが、パソコンを介さずにプリンタからダイレクトにネットコンテンツにアクセス、印刷ができるというのは、可能性を感じてしまいます。
プリンタにいろいろなギミックがついていても「ふーん、印刷できればいいんじゃない?」くらいの思っていたのですが、なんだろう「ENVY 100」はそれが面白く感じるんですね。
例えば、本体にSDメモリカードスロットがついていたとしても、そんなの使ったことがなかった訳です。
スタイリッシュなプリンタなので、うわっ、こんなところに隠れてたよ、みたいな感じで、武骨にカードスロットが見えたりしていません。
だから、印刷してみちゃいました。なんとなく、ここから印刷してみたくなってしまったんです。
印刷する方法もメモリカードだけでなく、USBドライブや写真原稿からも可能でした。うーん、楽しいぞ。
スキャンだってこうだ!
え? プレビュー?
こりゃあいいですなぁ!
デザイン、ユーザインターフェースを含め、使いたい気持ち、面白い気持ちにさせてくれるという、ワクワクなプリンタに出会った気がしてますよ。
他にも両面印刷ができたりとか、プリンタにメールアドレスを割り当ててメール送信して印刷する「メールdeプリント(ePrint)」なんていう機能もあるそうです。こちらは追々試してみたいと思います。
最後に「ええっ!」と思わず驚いた動画です。
そこがそうやって出てきますか!
追記:寄稿しました!(↓)