上達するカメラの選び方、露出を究める、背景のボケを考える、シャープに撮るなど、撮影の基礎からワンランク上の写真を撮るワザを満載。『アサヒカメラ』の人気連載「一眼レフ入門」を単行本化。
薦められて購入した「そうだったのか!一眼レフ(阿部秀之の上達講座)」ですが、この本は正に、一眼レフ使いのための名著だと思います。これからデジタル一眼レフを始める人にももちろんですが、基礎をもう一度勉強したいと思っている人にも最適ではないでしょうか。とにかく言葉が平易で、非常に分かりやすく書かれているのです。
内容も、デジタル一眼レフを手にしたら誰でもぶつかる当たり前の壁から、良い写真の撮り方まで一通りが揃っています。
・カメラの構え方
・ピントの合わせ方
・露出とは?
・被写界深度を理解する
・絞り優先AEを使いこなそう
・露出補正とは?
といったカメラをやっている人には当たり前のことで、これから始める人には難しい基礎の基礎も丁寧に説明されています。ぼく自身は目からウロコが落ちた気分でした。
「露出を究める」であるとか「背景のボケを考える」であるとか「光と影を写す」などの、いわゆるワンランク上の写真を撮影するためのテクニックも参考になります。さらに読み進めばmmの使いこなしの話も出てきて、「アサヒカメラ」の連載「一眼レフカメラ入門」31回分(3年間分!)が凝縮されています。ここまでの内容で1,470円は大変お得です。