“コミケの父”米澤氏の遺産で…明大「マンガ」図書館という記事より。
蔵書は、毎回50万人以上を集める世界最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」の理念を形作り、2006年に肺がんで53歳の若さで死去したマンガ評論家、米澤嘉博氏のコレクションが中心。
明治大学が夏にも、漫画とサブカルチャーなどの専門図書館「米沢嘉博記念図書館」を開館するというニュースです。
蔵書はマンガ評論家・米澤嘉博氏のコレクションが中心ということですが、氏は明治大学の卒業生で、遺族がコレクションを寄贈したということです。
本は段ボール4500箱以上で、図書館となる猿楽町第五校舎(地上7階、延べ床面積約810平方メートル)に搬入され、現在、担当職員らが目録作りなど整理に追われている。
段ボールで4,500箱のコレクション! これまでどこに保管されていたのでしょうか。すごいです。
「コミケ代表」としての側面がクローズアップされる一方で、サブカルチャー評論家としても数多くの著書を執筆してきた。そんな同氏の愛蔵書を展示するだけに、同図書館の位置づけはあくまでも研究、教育施設。
貴重な資料が含まれるために貸し出しは行なわれないものの、明治大学の学生以外でも閲覧が認められるということです。
京都市と京都精華大学が共同運営する「京都国際マンガミュージアム」の20万点以上に次ぐ規模になるということですが「数年かけて(蔵書数を)国内最大規模にし、文化研究の先端施設にしたい」と担当者はコメントしています。
この件に関しては、ぜひたけくまメモ : 米沢嘉博記念図書館と明治大学の野望もご覧ください。
米沢記念図書館はその手始めにすぎないんだそうです。まだ詳しく発表できる段階にはないそうですが、とりあえず明治大学は本気だということがわかりました。