Netflixでアニメ「映像研には手を出すな!」を観てすっかりハマってしまい、2周目を見ながら原作マンガの単行本も5巻をまとめて購入してきました。
浅草氏の不器用なところも、稼ぐことに正直でロジカルな金森氏も、そしてアニメーターとして演じる水崎氏も、全てのキャラが大好きです。
子供の頃や学生時代のことなんて、今では遠い昔話のようになってしまいました。「映像研には手を出すな!」を観ていたら、そんな昔話のような記憶の扉が、ポツリポツリと開いていくのを感じたんですね。
目に入ってくるものにいちいち設定をつける浅草氏。歩道の先にはサメがいるから落ちたら食べられる! そんなことを子供の頃に考えていたけれど、いちいち面倒になったのかどうか分からないけれど、そういうこだわり、遊び方を忘れてしまっていきました。
浅草氏ほど想像をふくらませることはできなかったけれど、少なからずあんな風に妄想を繰り広げる時代が自分にもあったんだよな、と懐かしく思ったり。
劇中で繰り広げられる妄想の擬音がドゥルルルっていう声だったりするのも、たまらないんですよね。
ここ数年でかなりアニメ作品は観ているのですが、自分の中のルールというわけではないのですが、なんとなく超えない一線というのがありました。
それが、アニメを観たら原作は読みない、原作を読んでいたらアニメを観ない、というものです。
そんなに強いこだわりがあるわけではないのですが、やはり原作とはいってもアニメとマンガって別物じゃないですか。自分の中で思っている声とアニメが違ったらイヤだし、アニメと違うマンガの流れに納得できないこともあるかもしれません。だから、その境界線はきっちりと分けておきたいと思っていました。
いたのですが‥‥ちらっとウェブで試し読みしたら、やっぱりこれは単行本も購入して、ちくいちセリフからさらいたい気持ちになってしまったのですね。
浅草氏も金森氏も水崎氏も、愛おしいんだ! 作品に対する愛ある言葉が愛おしいんだ!
いつもはアニメも1周したら次の作品、次の作品へと移っていくのですが「映像研には手を出すな!」に限っては2周目です。これは3周目、4周目をするんじゃないかという確かな予感が自分の中にもあります。スルメのように噛み続けてしまいそうな作品として。
とまあ、ちょっととっ散らかった話になってしまいましたが「映像研には手を出すな!」には、これまでの習慣をぶち破るをパワーをもらってますよ、というお話でした。
なんか映像研にノスタルジーを感じろっていう話ではないのですよ。むしろ現在進行形、明日の自分にパワーを注入する作品なのですよ! 苦手なものもあるけどやれる!
浅草氏の声優、伊藤沙莉氏サイコー。
イージーブリージー♪