コナミがハドソンを完全子会社化 ノウハウ吸収、携帯ゲームなど強化という記事より。
ゲームソフト大手のコナミは20日、約54%を出資している中堅ゲーム会社のハドソンを4月1日に完全子会社化すると発表した。
コナミが、ハドソンを完全子会社化することを発表しています。コナミでは、ハドソンに約54%の出資をしています。
完全子会社化に伴い、ジャスダックに上場しているハドソンは、2011年3月29日付けで上場廃止となります。ハドソンの石塚社長は退任します。
ハドソンは、携帯電話向けゲーム配信などに強みがあり、コナミは完全子会社化によってノウハウを吸収し、急成長している交流機能を持った「ソーシャルゲーム」などの展開に活用することを狙っている。
携帯電話のソーシャルゲームに強みを持つハドソンと、そこに進出したいコナミと。
社名変更や経営統合については、現時点では検討していないとしています。
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▼コナミ、ハドソンを完全子会社化 ソーシャルゲームに資源集中
コナミはソーシャルゲーム事業で成功の兆しが見えてきており、同分野への経営資源集中を検討。ハドソンは早期にネット上でのコンテンツ展開を進め、特に着メロ・着うたなど携帯電話向けの音楽系コンテンツで実績がある。完全子会社化で機動的な制作・運営体制の構築を図っていく。
3月8日のハドソンの臨時株主総会で株式交換契約の承認を受けたうえで、株式交換の効力発生日は2011年4月1日を予定している。完全子会社となるハドソンの株式は、大阪証券取引所の上場廃止基準に沿って、3月29日付で上場廃止となる予定。
▼コナミ、ハドソンを株式交換方式で完全子会社化・社長も派遣へ
元々2005年に子会社化を果たし、また昨今のモバイルやソーシャルメディア市場周りなどを見ると、最終的にコナミがハドソンを完全子会社化する可能性は少なからずあった。しかし実際に、このように現実のものとなると、両社の今後のますますの発展を祈ると共に、一抹の寂しさを覚えてしまうのもまた事実ではある。