桂花ラーメン民事再生法申請 熊本の老舗 味千が支援へという記事より。
熊本ラーメンの老舗(しにせ)、桂花ラーメンを展開する「桂花」(熊本市)が1日、熊本地裁に民事再生法の適用を申請した。東京進出の先駆けだったが、ラーメンの激戦に敗れた。同社によると負債総額は約12億6千万円。
負債総額12億6,000万円で、熊本ラーメンの老舗「桂花」が熊本地裁に民事再生法の適用を申請しています。
桂花は、1955年6月の創業。68年には熊本ラーメンとして初めて東京・新宿に進出して人気を呼び、九州ラーメンを全国区に育てる一翼を担った。その後も店舗を増やし、現在は熊本県内に直営とのれん分けした計5店、東京都と神奈川県にはフランチャイズを含めて8店を抱える。
15年くらい前にラーメンブームがあり、当時は環七のラーメン店がもてはやされたのですが(「土佐っ子」とか懐かしい!)、新宿にあった「桂花」も、必ずラーメン本には登場する店でした。
新宿で「太肉麺(ターローメン)」を何度か食べたことあります。今にして思えばそんなに特別な味ではなかったような気もしますが、熊本ラーメンというだけで珍しかったように思います。
ピーク時の2004年前後には約12億円の売り上げがあった。だが、根強いラーメンブームのもと、関東を中心にしたライバルとの競争激化で経営が悪化。10年3月期の売り上げは9億6600万円に落ち込んでいた。
最近のラーメンは工夫を凝らしているというか、なかなか難しいものになってますからねぇ。昔ながらラーメン店が、そこと競合していくのは大変なのかもしれません。「食材の製造工場など設備投資が重荷になった」とも。
なお熊本市の「味千ラーメン」を開く重光産業が支援する予定で、屋号を変えずに全店が営業を続ける予定とのことです。ファンは食べに行かないといけませんね。