インテル、マカフィーを76億8000万ドルで買収へという記事より。
チップメーカーのIntelは米国時間8月19日、McAfeeの全普通株式を1株当たり48ドルの現金で買い取るための正式契約を結んだことを発表した。McAfee株価の18日の終値は29.93ドルであり、Intelはその60%増しの価格を提案したことになる。
チップメーカーのインテルが、セキュリティ企業のマカフィーを76億8000万ドルで買収するようです。
なぜにインテルがマカフィーを? と思ったのですが「セキュリティは、エネルギー効率性能と接続性に並んで、オンラインコンピューティングの必須要素になっている」というのが理由とのことです。
しかし一方で、今日のセキュリティはモバイル機器、テレビ、自動車などには十分に対応していないので、そこを狙ってソフトウェア、ハードウェアを統合していきたいようです。
確かに、ネットワークに接続するのはパソコンだけでなくなってますからね。
「今後は、セキュリティが、すべてのコンピューティングエクスペリエンスにおける人々の要求の3番目の柱」になるだろうと、インテルCEOはコメントしています。
チップを販売するにあたり、セキュリティも必須になるでしょうから、そういう意味ではワンセットではあります。
日本でどうなるのかというと、マカフィーでは「日本のマカフィーのレポートラインは米国のMcAfeeになる。日本でインテルとマカフィーを統合することにはならない」という見解です。
「最近のより悪質なウイルスの中には、システムの起動時に悪意を持った行為を働くものがある。チップに特定のウイルスの行動を検出できる機能があれば、強みとなる可能性がある」というアナリストの見解も。
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McAfeeは、1987年創業のセキュリティソフトウェア会社。2009年の売上高は約20億ドル。社員数は約6,100人。同社社長兼最高経営責任者のDave DeWalt氏は、「今回の買収により、より安全で、信頼できるインターネット対応機器を提供できるようになるだろう」との声明を出している。
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Intelでは、2009年に組み込みOSの米Wind River Systemsを買収するなど、デバイス分野への取り組みを進めており、さらにMcAfeeが次のステップとしてセキュリティと専門的技術を提供することで、消費者とビジネスを保護していくとしている。
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Intelでは買収の理由として、プレスリリースの中で、「多様なオンライン世界に保護を提供するには、ソフトウェア、ハードウェア、サービスを含めた新しいアプローチが必要になるため」と説明。