Webクリエーションアウォードを一緒に受賞した日本テレビの土屋敏男氏から「ブログを軸に展開するドラマを始めるので記者会見にきませんか?」とお声がけを頂きました。
それが、この「オキナワ 男 逃げた」というテレビドラマです。
当日は雑誌などの媒体にまじって、トーキョードリフトのメンバーである、いしたにさん、まつゆう、中島ひなさんと取材いたしました。
二部構成になっています。最初に日テレと番組を提供するNECの方からのお話がありました。動画でどうぞ。
・新たなユーザ参加型クロスメディア
・見逃した人も無料でビテオオンデマンドで
・最強のプラットフォーミング集団を目指す
・コンテンツを複数のメディアで戦略的に展開し媒体価値を高める
・消費者の書き込みが検索される(クチコミ)
・消費者の購入のビヘイビアの変化を捉えた展開
・ネット上のクチコミを積極的に掘り起こすもの
過去の番組に関してもオンデマンドで見られること、NECの方がクチコミを意識していること、が印象的でした。
なぜ日テレとNECなのか? というあたりに関しては、いしたにさんが書いてくれています。
NECがどうして日本テレビと組んで「ブログでドラマ」なんだろう?と思っていたのですが、『FOMA N905i』と『FOMA N905iμ(ミュー)』というケータイのプロモーションなんですね(ワンセグだし)。そして、ブログはBIGLOBEがサポート、万全ですね。そうそう、ドラマの主人公の名前は美羽と書いてみゆうです。こっちも万全です。
続いて二部では、仕掛人である土屋敏男氏が登場します。
その前に「オキナワ 男 逃げた」がどういうドラマなのか、内容をザックリと説明すると、主人公であるりょう演じる「美羽」が、自身が書く「オキナワ 男 逃げた」というブログに寄せられるコメントやトラックバックに“揺らされ”ながら、行動を選択するマルチエンディングのドラマです。
“揺らされ”のはドラマの主人公だけでなく、制作者たちも同様です。多数決で行方が決まるのではなく、たとえ99対1だとしても、「美羽」が1の意見を選択すれば、物語はそのように進行していきます。
最初はマルチエンディングというコンセプトに古くささを感じてしまったのですが、コメントのみならずトラックバックも受け付けていること、そしてドラマ制作側と視聴者(ブロガー)が、ブログを媒介にしてつながり、影響し合うことに面白さを感じました。
どうして面白く感じたかは、土屋敏男氏や小山薫堂氏らが語る第二部に続きます。