ectoからMovable Type 3.2に投稿できなくなった

無事にMovable Type 3.2にアップデートしてしめしめと思っていたところ、思ってもいなかったところで不具合が発生してしまいました。Macで愛用している「ecto」から投稿できなくなってしまったのです。そんなに甘くはなかったですね。

「ecto」はブログ投稿用のアプリケーションソフトで、Macからブログ投稿する上で非常に便利なアプリケーションだったのです。ドネーションもして使っていたのですが。

記事を投稿しようとすると、こんなエラーが返ってきます。

ecto_error_1.jpg

どうもMTとうまく通信できていないご様子?

Googleで検索してみたところ、下記のようなエントリーを発見。

MovableType 3.2 と BlogWrite

米SixApartからMovableTypeの最新ベータが公開されているわけですが、この 3.2から通常のパスワードとは別に、ブログクライアントからの投稿用のAPIパスワードが必要になります。

ほうほうなるほど、と思い管理画面より投稿API用のパスワードを取得し設定。しかし改善されず。これは関係なかったみたい。

ectoの初期設定ファイルを削除してみたりもしたのですが、どうもうまくいきません。新しいアカウントを作成してみても「ブログのリストを取得中」で止まってしまうので、やはりうまく通信できていないようなんですよね。

ここでectoのコンソールの存在を思い出す。見てみましたよ、早速に。そうしたら、何やら「faultString」「faultCode」などのレスポンスが。

これってつまり、文字列で何らかのエラーが出ているということですかね。うーむ。ecto自体を長く使っていますからね。何か古い設定で合わないものが残っていたりするのかもしれません。

と、さらにもう一度設定を確認したりGoogleで検索してみたりしたのですが、ちょっと分からず。とりあえず行き詰まる。

Base64でエラーメッセージが表示されていたのでJavaScriptによるBASE64変換というサイトでデコードしてみることに。おやおや何やら「Access denied for user」とか言って、DBのパスワードがうんぬんとか言っていますね。

あ、心当たりがあります。ずばり。

MT 3.2ではデータベースのパスワードを「mt-config.cgi」に記述するようになっていたので、「mt-db-pass.cgi」は使わないのかな、と思ってリネームしてみたんですね。不具合のもとでした。これだこれだ、と気づき、すぐさま元に戻してみると直りました。

ということで、MTでもectoのせいでもなく、ただ単に自分の設定ミスだった訳ですが、いろいろとトラブルシューティングの勉強になってしまいました。ツイてる!

※こんなことで悩む人は他にいないと思いますが、一応メモとして残しておきます。