1912年に九州で創業した帝国麦酒が、1913年に竣工した九州初のビール工場で製造した「サクラビール」をサッポロビールが復活。2022年2月22日より「サッポロ サクラビール」として数量限定で発売されたので呑んでみました!
復活の「サッポロ サクラビール」呑んでみた
大正時代に九州で製造されたビールをサッポロビールの醸造者が当時の文献を読み込んで、現代の嗜好に合わせてアレンジして「サッポロ サクラビール」として復活させたそうです。
1942年頃まで「サクラビール」を製造していた工場は、サッポロビールの前身である大日本麦酒が1943年に継承。2000年まで87年にわたりビール製造の歴史を繋いできたそうです。
九州初のビール工場は、現在は「門司赤煉瓦プレイス」として、ビール文化や歴史を発信する場所となっています。
桜が力強いラベルは、1913年頃のラベルをモチーフにしているのだとか。「サクラビール」はアジア各地にも輸出され世界でも親しまれたそうです。
液色は濃いめのブラウンです。香ばしいコクと、すっきりとしたのどごしを両立させたバランスの良い味わいのビールだということですが、呑んでみて感じたのは懐かしい苦味です。
100年以上前のビールを復活しているからなのか、自分が初めてビールを呑んだ約30年前の苦味を思い出すような味なんです。初めてビールを呑んだ時に感じた「なんでこんな苦味が美味しいのか」という、あの苦味です。
いま呑むと、あの苦味こそがビールの美味しさだと分かります。しかし、最初に衝撃を受けたあの苦味って、その後、出会っていないような気がしませんか?
「サッポロ サクラビール」は、そんな初めての苦味を追体験できる味だな‥‥と思いました。とても懐かしい体験でした。
ごちそうさま!!!!!
「サッポロ サクラビール」カロリーと炭水化物
100mlあたりの「サッポロ サクラビール」のカロリーは43kcal、炭水化物は3.4gです。アルコール度数は5%です。