まさかのダイソンからヘアドライヤー「Dyson Supersonic(スーパーソニック)」の登場です。これまでとは違うラインの新製品‥‥と聞いて記者発表会に参加したのですが、いきなりの美容家電に驚きました。しかし、そこはダイソンです。ダイソンテクノロジーを注ぎ込み、風のクオリティと熱のバランスを研究して小型なのにプロ用ドライヤーのクオリティを持った製品を誕生させました。
「Dyson Supersonic(スーパーソニック)」ダイソン初の美容家電
「Dyson Supersonic(スーパーソニック)」はダイソン初の美容家電となるヘアドライヤーです。小さくて回転の速いモーターを使用することで、本体もコンパクトに、静かなヘアドライヤーとなっています。
ダイソンはまず毛髪の研究から始めたそうです。何が髪の毛を輝かせるのか? 何がパサパサにするのか? 光と髪の毛の関係を分析、毛髪の科学を研究したそうです。
熱についても研究しています。インエリジェントヒートコントロールにより、流れ出てくる風は温度設定を絶対に超えることはありません。髪の毛にダメージを与えることはありません。アタッチメントをつけても風量は変わらないそうです。
「Dyson Supersonic」は静かです。なぜ静かなのか? 回転が非常に高速でファンが小さいため、高周波で人間には聞き取れない上に、ハンドルの中に消音材も入っています。
オックスフォードで人間工学も研究されました。どのようにヘアドライヤーを持つ負担を軽減できるか?
モーターを従来のヘアドライヤーの約半分に軽量化し、さらにモーターをハンドル部分に置き、重心が取れるようになっています。
プロペラも一枚一枚が削りだされています。毎分110,000回転します(これまでは15,000回転)。よりコンパクトに、軽量化、消音化を実現しています。
落とす、踏みつける、揺らす‥‥そこまでひどい使い方はされないだろうというようなところまで、様々なテストも行なわれています。
アタッチメントは磁石で取り付けることができます。二重構造になっているので触っても熱くありません。空気の流れもなめらかになります。
「Dyson Supersonic」プロが使ってみると?
会場で美容師とモデルによる「Dyson Supersonic」の実演も行なわれました。
美容師さんの感想です。
・プロ用のドライヤーより風量・風圧がある
・普通は髪の根元の地肌がこんなに見える感じにはならない
・癖がある人は根元の癖をとると毛先の流れが均一になる(毛先だけだと綺麗にならない)
・使い心地もいい
・軽くて本体が短いのがいい
・髪との距離が短い、普通はもっと離れる
・ノズルも方向性を変えるのが簡単
モデルさんの感想です。
・普通のドライヤーは熱い(髪の痛みが心配だった)
・ダイソンは熱さを感じなかった
・乾くのが早い
・朝シャンプーしているが普通のドライヤーだと15分はかかるがダイソンだと10分弱くらい
・ノズルが磁石で簡単にはまる
・狙ったところに必ず当たるので使いやすい
「Dyson Supersonic」触ってみた感想
ダイソンでは「Dyson Supersonic」の研究開発のために95億円を投じているということです。
手にするとヘアドライヤーらしからぬサイズです。確かにモーターがハンドル部分に入っているので、持った感じの安定感もあります。
「Dyson Supersonic」は安定した風量と、熱すぎない熱風、ダイソンらしい製品だと感じました。
ディフューザーなるアタッチメントもあるのですが、これはなかなか一般のヘアドライヤーには含まれていないのではないでしょうか。
カラーバリエーションは赤系のアイアン/フューシャと白系のホワイト/シルバーの2色になります。
風量ボタンを押すと、ランプが点滅し、風量が分かります、
気になる価格ですが、45,000円です。プロ用のヘアドライヤーが非常に髪によくて、それを数万円を投じるという話も聞いたことがあります。それを考えると、45,000円というのは決して高い価格でないように思えます。髪に良いヘアドライヤーを検討していた人は「Dyson Supersonic」も選択肢の一つになるはずです。
重量は618gと他のヘアドライヤーと較べて極端に軽いというわけではないとは思いますが、重心が下にあるので、手に持って髪の毛をあらゆる角度から乾かすのはやりやすいと思いました。むしろペットボトル1本分くらいは安定感があるかもしれません。
サイズは非常に小さいので(245 x 78 x 97mm)、旅行に愛用しているヘアドライヤーを持っていきたいという人のニーズにもこたえてくれるはずです。
追記:「Dyson Supersonic(スーパーソニック)」プロの美容師が使うとどんな感想を持つのか聞いてきたという記事も書きました!