「教えて! 家電」で家電を探してみよう

“最適な家電”を推薦してくれるサイト——「教えて! 家電」という記事より。

「教えて! 家電」サイトは、11月4日からスタートした新Webサービス。セールスポイントは「まるで家電量販店にいるかのように、自分にふさわしい家電を選んでくれる」ところだ。

教えて! 家電

最初はちょっと懐疑的だったんですよ、実は。価格.comとか使えばいいんじゃないかな、というのがどうしても頭にあったもので。

しかし記事にもあるように「すでに購入商品が決まっている時や、商品スペックをよく理解しているユーザーには便利だが、それ以外の多くのユーザーにとっては、数多くの商品の中から自分が欲しいもの、自分に適したものを選び出すというのは非常に困難な作業」だということに気づきました。

なんで気づいたかというと、試しに使おうとした時に選択肢として「薄型テレビ」があったからなんです。実はぼく、AV機器に弱いんですね。

液晶とかプラズマとか、ダブルチューナーとか地上波とか地上波デジタルとかなんとか端子とか、もう特にテレビに関してはさっぱり感と諦め感が漂ってしまっているのです。

HDDレコーダーやロケーションフリーを接続したときも、あっちこっちにINだとかOUTだとかあって、マニュアルを見てがっくりとしたものですよ。

そんな感じなので、アナログテレビがなくなると言われるとまあピンと来るんですが、じゃあどうしたらいいのか、どんなテレビを選んだら良いのかよく分からないんですね。

それで「教えて! 家電」を使ってみたんですが、これは安心感ありますね。質問に対してスライドバーで質問に答えることで(あまり思わない、強く思うみたいな感じ)、パーソナライズされた結果が表示されます。

それを見ると「うむ、それですか」という気持ちになります。なにしろ、自分にマッチした製品を選んでくれている訳ですからね。

ポイントはパーソナライズの見せ方だと思うのですが、Googleが使い始めたスライドバーというのは直感的で分かりやすいかもしれませんね。

あとは商品数などのデータベースがどのくらい充実していくか、というあたりにかかっていくのでしょうかね。

そのレコメンデーションの仕組みが「Bull’s eye」だそうです。

「Bull’s eyeは、買いたさとスペックの関係を最適化した独自の商品データベース、評価構造図を元にした購買意志決定モデル、推薦する商品との距離測定方法の3つに大きな特徴がある。ユーザーは簡単なアンケート形式の質問に答えるだけで最適な商品が推薦される。アンケートはクリックと感覚的に答えられるスライダーで答えればいいので、ユーザーがスペックを理解している必要がない」

というものだそうです。「ユーザーがスペックを理解している必要がない」というのは、価格.comを使いこなせない人には重要ですよね。カタログスペック見てもちんぷんかんぷんという場合には「教えて! 家電」が活躍するのだと思います。

運営会社のALBERTですが、会社概要を見るとネットリサーチのインタースコープが関連会社なんですね。なるほど。他にも統計の専門家が顧問に名を連ねていたりして、興味深い企業です。

今後は、

「さらに将来的には、教えて家電のシステムを応用して“教えて保険”“教えてブライダル”などといった展開も計画している。消費者の悩みや嗜好性といった属性情報と購買データを紐付けたデータベースを構築することで、Webパーソナライゼーションの実現を目指す」

水平展開していくということなので、こちらも期待です。保険の比較サイトなどありますが、分かりにくい部分もあります。「教えて! 家電」のように探すことができるようになれば、かなり便利になるのではないかと思います。