どうもiPhone XS/XS PlusやiPhone XRの売れ行きが芳しくなく、ついにはiPhone XRを値下げしたあたりからは「大丈夫なんかな、Apple‥‥」と思っていたのですが、もちろんティム・クックCEOも感じているようです。
iPhone売上不振でアップルが「緊急社内ミーティング」開催へという記事になっていました。
アップルは以前の予測で売上高見通しを890億ドル〜930億ドルとしていたが、これを840億ドル(約8兆9800億円)へ引き下げた。クックは売上不振の原因が、iPhone XS/XS Maxの発売タイミングのずれや、為替市場における米ドル高の影響、いくつかの市場における経済成長の減速にあると述べた。
単純にiPhoneが高すぎる‥‥ということに尽きる気がするのですが、どうなんでしょうか。もちろん新機能も搭載されてはいますが、それに見合った価格ではないというか。値下げしたiPhone 8で十分というか。
「中国の競合らは低価格ながらアップル製品を上回るクオリティの製品を市場に投入している」ということもあり、だったら高い価格でiPhoneを買う必要はないよな、となるのも自然なことだと思うんですね。
Appleが安売り競争に参入する必要はないとは思いますが、もう少し価格は抑えめにしてもよいのではないかな、と。10万超えのiPhoneの連発で、夢から覚めた古参ユーザーも少なくないような気がしますし。
2019年に発売の最新モデルは、既に前年度の機種と同一のデザインとなることが確実で、5Gに対応せず、カメラ機能もこれまでのアップルの水準には及ばないものになりそうだ。
ぼくもカメラ性能だったら、Pixel 3とかものすごく興味はありますよね。暗いところが明るく撮れてしまうとか。
記事の中で唯一の希望とされているのが「指紋センサー復活の噂のみ」とされているのですが、これもまた悲しい話ではありますね‥‥。iPhoneに顔を向けずに認証できるので便利ですけど。
どうしたアップル? 売上高の伸び悩みに関するティム・クックCEOの説明によると「要するに中国がコケたからiPhoneもコケた」ということで、中国経済が停滞したのを理由としています。中国向けに高価なiPhoneを出したけど売れなかったよ、ということでしょうか。
一方で中国の消費者がiPhoneを買わなくなった「根本的な理由」という記事があり、こちらでは「中国の一般消費者は高すぎるアップル製品に背を向け始めている」とされています。
iPhoneはもはや一般的なコンシューマープロダクトではなく、グッチやルイ・ヴィンなどの高級ブランドカテゴリの製品となった。このようなニッチな製品で、出荷台数を維持することは難しい。
高級ブランドになり、庶民が気軽に買う製品ではなくなった、ということなのでしょう。とはいえ、サービスで稼ぐためには、広く庶民も相手にしなくてはならないと思うのですが。
ティム・クックCEOが開催した社内ミーティングでは、どんな意見が出されたのでしょうか?
Apple公式サイトで下取りキャンペーン
Apple公式サイトを見たら、iPhoneを下取りに出してiPhone XS/XS Plus、iPhone XRに買い換えよう、というキャンペーンをやってますね。
ちなみに、この価格はiPhone 7 Plusを下取りした場合です。期間は2018年1月31日まで。興味のある人はApple Storeに行ってみると良いでしょう。
でも、せっかくキャンペーンするなら、もっとガツンと値下げしちゃえばいいのに、とか思ってしまいます。キャリアだとiPhone XRで7万円還元しているのありましたから。このiPhone XRが39,800円からだったら、全く違ったインパクトになりますよね。
■iPhoneをチェック:ドコモ/au/ソフトバンク/Apple公式サイト