渦中の『チェリーOS』、正式リリース日を11月25日と発表しているそうです。
MXS社は、ウェブサイトで次のように述べている。「当社の10月12日の発表に対しては、たいへん大きな反響がありました。その結果、現在および将来のお客様に迅速なサービスを提供し、こうした大きな需要に対処できる態勢を整えるために、チェリーOSのベータ版開発時期をさらに延長することとしました」
「チェリーOSソフトウェアの無料試用版、および有料版のダウンロードを2004年11月25日に開始する予定です」ということで、あと1ヶ月もすれば試せるようになるそうなのですが、果たして実現するのかどうか。後に引けなくなっちゃった感じもしますが、はてさて。
ただしワイアード・ニュースのためにプレリリース版のチェリーOSを検証した、ウィスコンシン大学の上級システムエンジニア、デイブ・シュレーダー氏は、チェリーOSがペアーPCをもとに作られたことは間違いないと断言する。
このことに関して「Cherry OS」の開発者は次のように述べています。
クリェイジウ氏は、ペアーPCのコードがチェリーOSに入ってしまったのは、MXS社に在籍していたプログラマーの1人のせいだとし、このプログラマーはすでに同社を去ったと述べている。
「あの間抜け野郎はクビにしてやった」とコメントしていますが。PearPCからインスピレーションは受けたけれど、ソースコードの盗用はない、と繰り返し述べています。はてさて。
「もし、いろいろと取り沙汰されていることがすべて本当で、これがペテンだとしたら、われわれは手を引いていたはずだ。われわれには製品を出す用意があるが、今のところは、リリース日を遅らせることにしたのだ」
「11月25日には約束を果たす」と自信を見せているそうですが、どうなりますか。
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「ダウンロード中止で不便を被った人のため、そしてこの革新的な製品の正当性をさらに立証するため」、有料版に加えて無料の試用版を提供すると開発チームは述べている。
『ペアーPC』の盗作? マックエミュレーター『チェリーOS』という記事が出てきました。本人は間違いなく本物だ、と主張しているそうですが、なんせ実物がない訳ですからね‥‥。やはり「PearPC」の盗作疑惑も出ているそうです。「本物だ」と主張するのであれば、まずは試用版でもリリースして欲しいものです。