梅田さんがWWDCで見たJobs氏の基調講演の様子を臨場感たっぷりにレポートしてくれています。
月曜日の昼飯ミーティングの場所をパロアルトからサンフランシスコに変更すれば、午前中にジョブズの話を聞くための時間は作れるな、ジョブズの催眠術のような天才的プレゼンテーションを久しぶりに生で体感するのもいいな。ということで、月曜日は朝から、アップルの「Worldwide Developer Conference」に出かけた。
梅田さんが「ジョブズの催眠術のような天才的プレゼンテーション」と表現していますが、まさにあれはスペクタクル。Appleで社長を務めていたギル・アメリオの基調講演も東京で見ましたが、全く比べものにならない。お金を払ってでも見させて欲しいとは、こういうことをいうのでしょう。ヘタなライブや映画を見るくらいだったら、Jobsのプレゼンの方が満足度が高いと思います。
ぼく自身は過去、アメリカで1回、日本で1回(多分)、Jobsの基調講演を見たことがあります。どちらが刺激的だったかと言えば、言葉が分からないながらもニューヨークで見た基調講演でした。当時、ニューヨークを最終目的地としてロスから入り南下、ラスベガス、フラッグスタッフ、ニューオリンズ、ワシントンなどをバスでバックパックして回ったいたのでそれなりに英語耳にはなっていたはずですが、それでも100%分かろうはずもなく、でもびんびん伝わってくる雰囲気に脳天をかち割られた気持ちになりました。
1998年夏、iMacが発表された、あのニューヨークでした。
一度でもJobsの基調講演を目にしたことがある人ならば、梅田さんのレポートも「そうそう!」とうなづきながら読めるはず。
#同時としては珍しく、PowerBookを背負ってアメリカからウェブを更新していたので、バックパッカーblogとしてははしりかもしれません(笑) 今でもあるんです、どこかに。
追記:
続編のWDCのデモにみるジョブズ的イノベーションとリーダーシップで梅田さんは、
このたび「Worldwide Developer Conference」に出席してみて、アップルワールドにどっぷりと浸かった生活に久しぶりに戻ってみたいな、というような気分になった。まぁ1週間くらいで、ジョブズの催眠術から冷めたときには、やっぱり瑣末でこまごまとした現実的問題に目が行き、相変わらずもうしばらくはWindowsユーザを続けていくことになるのだろうけれど。
と感想を述べられていますが、Macworldは悪くないですよ。ぼくも今の会社に折り合いをつけるために一度はWindowsに転向しましたが、2年振りにMacworldに戻ってきて自宅で気持ちよくblogを書いています。両方の良いところ/悪いところを知る、というのも良いもんだな、と。iBookなんか格安で手に入りますから、プライベートで少し使われてみるのも良いのではないでしょうか。“OS”に驚きの連続だと思います。
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Macintoshは、オープンでも、業界標準でも、業界公認でもない。ただ、とにかく「良い」のである。