Appleは6月15日、英、仏、独の3カ国で音楽ダウンロード販売のiTunes Music Store立ち上げを正式発表した。欧州連合(EU)バージョンのストアも10月に開設する計画。
5大レーベルとインディーズ系レーベルの約70万曲を販売するということです。
米国版と同様、購入した楽曲は最大5台のコンピュータで再生でき、iPodの場合は台数に制限はない。CDへの記録は個々の楽曲なら無制限、プレイリストの場合は7枚まで。
いいなぁ、英独仏の人たち。日本はいつですか?
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十代の若者やヨーロッパの古くからの音楽ファンを新たに顧客として迎えるJobsは、iTunesのビジネス展望について強気の姿勢を見せた。MicrosoftやOD2がそれぞれのオンラインミュージックストアを前日に立ち上げているにもかかわらず、Jobsはライバルたちの取り組みを問題にもしなかった。
グラミー賞を受賞したシンガーソングライターのアリシア・キーズさんはこう語っている。「私は多くの人に曲を聴いてもらいたいと思うタイプなので、それにはiTunes Music Storeが世界で一番いい方法だと思います。iTunesによって、Appleは音楽の流通とプロモーションを、ファンとアーティストの両方が納得できる新しいレベルに持って行ってくれたと思います」
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Appleの1曲99セントという価格設定ポリシーは、大西洋横断後、どうなるのだろうか。英国では、シングルが1曲あたり1ドル42セント(79ペンス)、ほとんどのアルバムが14ドル54セントで販売されることになる。また、フランスやドイツでは、シングルが1曲あたり1ドル20セント、アルバムが平均12ドル7セントで販売される。
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Appleの発表にあわせて、AOLもiTunes Music Storeとの提携を発表した。英仏独で提供されているAOL会員向けの「AOL Music Channel」とiTunes Music Storeを統合し、そこで楽曲を購入できるようにするという。