Apple、「iTunes」事業で仏市場から撤退もという記事。
音楽配信サービス「iTunes Music Store(iTMS)」が提供する楽曲を競合他社のMP3プレーヤーでも再生可能にすることを求める法案がフランスで審議されている。
iTMSの楽曲をiPod以外のプレーヤーでも再生できるようにするという、DRM(デジタル著作権管理)技術を競合他社に公開することを義務付ける法案がフランス下院で可決されたのですが、だったらAppleはフランスから撤退してしまうのでは、という内容です。
というのも、
iPodとiTMSの米国外における売り上げは全体の20%程度、フランス市場単独では両方合わせても2%に満たないとみられる。
という理由からだそうです。
「他の国々でも同様の法律が成立するような危うい状況」を招くよりも、いっそのこと撤退してしまうだろうと。でも、本当に撤退してしまったらフランスのiPodユーザは大変なことになりますね。
国としては利用者のためを思いつつやっていることが、その実、事態は全く逆の方向にいってしまう可能性もあると。