ドローンによる配達で話題になったと思ったら、今度は一般人を配達に駆り出しますか。面白いですね、Amazonの考えることは。Amazon、一般人に荷物運びを依頼? 新アプリ開発中かという記事になっていました。
Amazon社内で「On My Way」と呼ばれているというこのサービスは、「配達のクラウドソーシング」だ。都市部の小売業者に依頼して荷物を集積しておき、一般人はどこかへ行くついでに荷物を配達する仕組みになるようだ。
一件配達していったいいくらになるのか分かりませんが、最初はついででも、いずれ専業のように配達する人も現れそうです。自分の都合のいい時間に、都合のいいだけ仕事ができるというのは便利でしょうからね。
Amazonではこうした仕組みを実現するためのアプリを開発中だとしています。
アマゾンが商品配送を「一般市民に依頼」へ、アプリ開発中=米紙によると「アマゾンとしては商品購入への影響力を強めながら、出荷コストを抑えるメリットがある」という説明がされています。配達コストや配達業者への負担を考えると、良いのかもしれません。
Amazonは面白いことを考えると思ったのですが、実はオランダでは既に似たような仕組みが導入されています。誰でも自転車宅配便―アプリで依頼を受け、配送すると5ユーロ稼げる「TringTring」という記事です。
アムステルダムで実験的にスタートしたのが、クラウドソーシングによる自転車配送サービス「TringTring」。自転車での配送を増やすことで、市内のトラック通行量を減らす試みです。
サービス自体の目的はAmazonとは違いますが「顧客からの配送の依頼を受けたお店がアプリ経由でサイクリストに配送を依頼」すると、近くにいるサイクリストにアラートが届き、デリバリーを行なうというもので、仕組みは似ています。ちなみに、1配送あたり5ユーロ(695円)だそうです。悪くない。
日本でも同様のサービスをリリースするところが出てきそうな予感がしますね。