年に何度か空港を使うことがあり、いつもギリギリに空港に到着するのであまり空港ラウンジを使うことは考えたことがなかったのですが、年会費2,160円の楽天ゴールドカードでも空港ラウンジが使えることを知り、ノーマルの楽天カードから楽天ゴールドカードに切り替えてみました。
そしてこの度、羽田空港で楽天ゴールドカードで初ラウンジしてきたのでレポートします!(楽天プレミアムカードでも空港ラウンジは使えます)
楽天ゴールドカードとその他の楽天系カードの違い
楽天が発行するクレジットカードには、
・楽天カード(年会費無料)
・楽天ゴールドカード(年会費2,200円)
・楽天プレミアムカード(年会費11,000円)
の3種類があります。
ポイント還元率が違う
主な違いとしては年会費ですが、年会費の違いにより楽天市場で買い物をした際のポイント還元率(それぞれ3%、5%、5%)と、空港ラウンジの利用の有無、プライオリティパスの付帯の有無といった違いがあります。
空港ラウンジの利用が違う
楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードは、国内主要空港の空港ラウンジの利用が可能です。回数は楽天ゴールドカードは2018年9月より年に2回、楽天プレミアムカードは無制限です。
楽天ゴールドカードの空港ラウンジ利用の2回がリセットされるタイミングを調べてみました。【楽天ゴールドカード】ラウンジ利用2回のリセットはいつ?をご覧ください。
プライオリティパスが違う
空港ラウンジの利用は主に日本国内ですが、楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスの利用だと海外の空港ラウンジが利用可能になります。プライオリティパスだと軽食やアルコール類、WiFiだけでなく、シャワーなどが利用できる空港ラウンジもあります。
ちなみにプライオリティパスは無制限利用の場合の年会費は429ドルなので、その権利を年会費10,800円で利用できるとなるとかなりお得です。海外旅行に行くことが多い人は断然、楽天プレミアムカードがオススメです。
海外旅行保険が違う
楽天カード、楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードには海外旅行保険もついてきます。楽天プレミアムカードは自動付帯ですが、楽天カード、楽天ゴールドカードは利用付帯となります。
それは海外旅行に行く際に、交通機関でクレジットカードを使っておく必要があります。例えば高速バスのチケットをクレジットカードで購入したり、ですね。
JR利用のみの場合はどうするか? 実はJRもクレジットカードできっぷが購入できます。【楽天カード】付帯の海外旅行保険のための公共交通機関は?という記事を書いていますので参考にして下さい。
楽天ゴールドカードで利用できる空港ラウンジ
2018年7月現在、楽天ゴールドカード/楽天プレミアムカードで利用できる空港ラウンジは国内の主要空港の他、ハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国/仁川空港ラウンジとなっています。
国内の主要空港、どこで楽天ゴールドカードの空港ラウンジが使えるか詳細はコチラからご確認ください。
羽田空港で楽天ゴールドカードの空港ラウンジを使った感想
羽田空港には楽天ゴールドカード/楽天プレミアムカードのカード会員が使える空港ラウンジは6箇所あります。国内線ターミナルのみで、国際線ターミナルにはありません。
羽田空港の空港ラウンジは6箇所
内訳は次のようになります。
第1旅客ターミナル
「エアポートラウンジ(中央)」 営業時間 6:00~20:00
「POWER LOUNGE NORTH」 営業時間 6:00~20:30
「POWER LOUNGE SOUTH」 営業時間 6:00~21:00
第2旅客ターミナル
「エアポートラウンジ(南)」 営業時間 6:00~20:00
「エアポートラウンジ(北)」 営業時間 6:00~20:00
「POWER LOUNGE NORTH」 営業時間 6:00~21:30
「エアポートラウンジ(中央)」と「エアポートラウンジ(北)」以外は保安検査場の先にあります。
「POWER LOUNGE NORTH」と「エアポートラウンジ(北)」をレポートします。
「POWER LOUNGE NORTH」の場所
今回はANAの利用で第2旅客ターミナルだったので、出発ゲートから最も近い「POWER LOUNGE NORTH(パワー・ラウンジ・ノース)」を利用してみました。
場所は北の端なので、ちょっと距離があります。時間に余裕がある時でないと使いにくいかもしれません。ゲート60から5分以上は歩きました。
北ピアと呼ばれる場所まで行くと、3階に上がっていくエレベーターがあります(空港内にいるのは2階)。
エスカレーターを上がり、右手を振り返ると「POWER LOUNGE NORTH」があります。
これが「POWER LOUNGE NORTH」の入口です。最近になってリニューアルしたようで、とてもキレイなつくりとなっています。居心地が良さそうです。
「POWER LOUNGE NORTH」の利用料金
営業時間は6時〜21時30分。フリードリンク込みの利用料金は大人1,080円、小人(4〜12歳以下)540円となります。
表示されているクレジットカードを所持していると無料となります。楽天プレミアムカード、楽天ブラックカード、楽天ゴールドカードがあるのが分かります。
2018年9月から空港ラウンジの利用が年2回に制限されるのですが、年会費2,160円がそのまま空港ラウンジ2回分ということになります。
化粧室、フリードリンク(ソフトドリンク)、新聞・雑誌、喫煙室、無線LAN、さらには電源もあるので、飛行機の出発まで時間がある人はカフェ利用するつもりで空港ラウンジを利用するのもありですね。
なお、楽天ゴールドカードの家族カードは540円ですので、家族が同行するのではあれば作っておいても良いかもしれませんね。
空港ラウンジの入場方法
空港ラウンジの利用には、入口で本人名義のクレジットカードと、搭乗内容が確認できる搭乗券または控え等を提示します。
基本的にはこれだけでスムーズに入場することができます。
フライトの案内はされないので、それだけ気をつけてくださいと言われました。自分で気をつけておけば大丈夫ですね!
「POWER LOUNGE NORTH」の中の様子
「POWER LOUNGE NORTH」内の様子です。
席の配置はこのようになっています。入口からすぐ左手にトイレがあり、奥に長く席が配置されています。
入口を入るとすぐにフリードリンクのドリンクバーがあります。
ジュースやコーヒーなどをセルフサービスで飲むことができます。
有料ですが、670円の「羽田スカイエール」というビールもあります。
並んでいるのはソフトドリンクですが「炭酸飲料が飲みたい」と伝えると、出してもらえるようです。この日はリアルゴールドを飲んでいる人がいました。
「POWER LOUNGE NORTH」からの見晴らしはとても良く、さらにシートも座り心地が良くフライト前にリラックスすることができました。
リニューアルしたばかりなので、設備が新しいのも嬉しいですね!
座席の肘掛け部分に電源とUSBポートがある席もあります。スマートフォンやパソコンの充電も万全です。
基本はみなさん静かに過ごされています。ここは見晴らしもとても良いので、飛行機を眺めていても楽しいでしょう。ドリンクが無料、タバコを吸う人には喫煙スペースあり、WiFiが無料、さらに席と席の間もとても余裕があり、ゆっくりとフライトまでの時間を過ごすことができそうです。
他の人はどうやって「POWER LOUNGE NORTH」を使っている?
他の人がどうやって「POWER LOUNGE NORTH」を使っているのか気になり、Instagramで検索してみました。
モーニングの時間帯(6〜8時くらい)はパンが無料だそうです!(via 節約プレミアムな旅行ブログ)
時間帯によって混雑状況が違うことも分かりますね。
空港ラウンジに行くんだったら周囲の飲食店で1,000円くらいでコーヒーを飲みながら時間を潰した方が良いという人もいるかもしれません。
しかし、静かな空間の獲得、充電できる環境、その上でフリードリンクの上、他のお客さんに気兼ねなく滞在できることを考えると、空港ラウンジのメリットはそれなりにあると思います。
「エアポートラウンジ(北)」の場所
ANAの利用で第2旅客ターミナルだったので、今回は出発ゲートの手前にある「エアポートラウンジ(北)」を利用してみました。
第二旅客ターミナルのAのあたりにあります。写真撮影している場所は2階ですが、ラウンジは写真左上あたりの3階になるのでご注意ください。
エスカレーターを上がると、カフェの奥に「エアポートラウンジ(北)」の入口があります。
「エアポートラウンジ(北)」の利用料金
営業時間は6時〜20時。フリードリンク込みの利用料金は大人1,080円、小人540円となります。シャワールームも利用するなら、大人2,160円、小人1,620円です。
表示されているクレジットカードを所持していると無料となります。シャワーを利用する場合は別途1,080円で利用可能です。
化粧室、フリードリンク(ソフトドリンク)、新聞・雑誌、喫煙室、無線LAN、さらには電源もあります。
空港ラウンジの入場方法
空港ラウンジの利用には本人名義のクレジットカードと、搭乗内容の確認できる搭乗券の控えなどが必要です。今回はiPhoneのWalletに入れてあった搭乗券を見せました。
「エアポートラウンジ(北)」の中の様子
落ち着けるシートが電源付きであります。羽田空港のWiFiが使えるので、それも問題ないでしょう。
早朝だったので、朝食サービスがありました。B&Bのベーグルです。お一人様2個までという注意書きがありました。
B&Bのベーグルは3種類。この日はプレーン、チョコ、ブルーベリーでした。
コーヒーを飲みながらゆっくりとベーグルで朝食を頂きました。国内線はフライトのギリギリまでゆっくりできて良いですね。
有料ですが、生ビール310円、チューハイ210円、ワインやウイスキーなども注文できます。
食べたい人にはマイセンのヒレかつサンドもあります。
「エアポートラウンジ(北)」は保安検査場の外なので、保安検査場の混雑は気にした方が良いかもしれません。そういう意味では、保安検査場の先にある「POWER LOUNGE NORTH」の方が利用しやすい場合もあるでしょう(ちょっと遠いですが)。
楽天ゴールドカードか楽天プレミアムカードか?
もともと空港ラウンジが無制限で使えるということで楽天カードから楽天ゴールドカードに切り替えたのですが、直後に2018年9月から2回に制限されると発表されたのは少しショックでした。
が、普通に考えれば空港ラウンジを使う機会というのも年2回くらいだろうな、とも思い直しまして。もちろん無制限の方が何かと安心ですけどね!
そう考えると、年に4回、5回と空港を使用する頻度が多い人は、もう迷わずに楽天プレミアムカードを選択するのがオススメです。例えば5回の国内フライトで往復10回分の空港ラウンジを使うかもしれません。
特に国際線の利用が多く、海外の空港をよく使う人であれば、年会費11,000円で年間429ドル(約47,000円)のプライオリティパスがついてきて海外の空港ラウンジが使えるとなれば、これだけで36,000円くらいお得です。
プライオリティパスを単独で契約するのではなく、楽天プレミアムカードに付帯しているものを利用するのがお得ですね。
結論としては、たまに空港を使うかな、というレベルの人であれば楽天ゴールドカード、出張などで頻繁に空港を使うという人は楽天プレミアムカードがオススメということになります!
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