「アフィリエイトは営業マン、AdSenceは電話帳」という記事より。
米LinkShareステファン・メッサー会長兼CEOとハイディ・メッサー社長兼COOが、日本法人「リンクシェア・ジャパン」の設立を記念して来日。日米のアフィリエイトに対する意識の違いや、検索広告との比較について語った。
アメリカ人と日本人の気質の違いについては「アメリカ人は直接的な取り引きが好きだが、日本人には、誰かに購入を決める手助けをして欲しいと考える文化がある」(メッサー会長)とコメントしています。つまり、アフィリエイトプログラムは日本人に向いており、今後も市場が拡大する見通しがある、ということだそうです。
メッサー会長は「AdSenceは電話帳、アフィリエイトは営業マン」と表現し、
「文脈に合った広告が自動で入るAdSenceは、商品を直接扱わないサイト――例えば、詩を公開するWebサイトなどでも活用できるのがメリットだ。アフィリエイトはEC型のサイト向け。商品に対して直接コメントできるため、AdSenceよりも影響力は高い」
ともコメントしています。適材適所ということでしょうね。電話帳という表現はピンと来ませんが。
国内のアフィリエイトは物品の販売が目立つが、コンテンツ販売も主要ターゲットの1つ。「米国のiTunes Music StoreはLinkShareの重要なパートナー」(メッサー会長)。
そうそう、iTunes Music Storeでもアフィリエイトは展開されているんですよね。今でも音楽CDのアフィリエイト(Amazonアソシエイト)はブログなどでしばしば見かけますが、すぐにダウンロード購入できるコンテンツとなれば、より購入しやすくなりそうです(思わず購入してしまう)。
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具体的な成功例としては、クリスマス前にぎりぎりまでプレゼントを用意しないアメリカ人が多いことに目を付け、クリスマスの数日前までオーダーを受け付け、当日に間に合うよう配達してくれるECサイトのみを集めたアフィリエイトサイトや、恋愛関係にある男女が相手にプレゼントを選ぶ際、つきあった期間の長さによってお薦め商品を紹介するアフィリエイトサイトなどがあるという。「ユニークなアイデアを生み出すことは大切なこと。アイデアが面白ければ、ユーザーは自然と集まってくる」とハイディ・メッサー氏は語った。