大仏にプロジェクションマッピングしながら令和二年にやるせなかったことを歌うamazarashi「令和二年」

Amazarashi 令和二年 202012

初めてamazarshiのことを知ったのは、アニメ「どろろ」のエンディングテーマに採用されていた「さよならごっこ」を聴いてからです。独特の声に独特のメロディ、まさに唯一無二だと思いました。

それから気になって聴いていたのですが、今回、令和二年のやるせなさをTwitterで集め曲にし、大仏にプロジェクションマッピングしながら歌うというミュージックビデオはなかなかに衝撃的でした。

普段、西暦で物事を考えるようになっているので、これだけ「令和二年」にフォーカスしているのが自分には新鮮だし、心が引っかかれるような感じすらありました。そうか、今年は令和二年だったか、と。

新型コロナウイルスで世界が一変したことは、この曲を聴くまでは「2020年」として記憶に残るはずでしたが、今では「令和二年」として刻まれました。令和二年という響き、妙にエモーショナルな感じすらします、今となっては。

「先は見えない けど大丈夫 僕に嘘をつかせた 令和二年」という歌詞には、かなりハッとさせられました。「令和二年」は新EP「令和二年、雨天決行」に収録されています。

時折、映る献灯のメッセージにも、令和二年を生きた人たちのやるせなさがにじみます。

amazarashiは「帰ってこいよ」も、かなり衝撃を受けたんですよね‥‥。