IEエンジンを選択可能、FirefoxベースのNetscape最新プロトタイプというニュースより。
Internet Explorer(IE)が依然として圧倒的なシェアを誇っているが、軽快に動作し、ユーザーにとって便利な機能を備えたFirefoxやOperaが少しずつシェアを伸ばしている。そのような中で、Netscapeが、再び存在感を示すために取り入れた機能がレンダリングエンジンの切り換えである。MozillaのGeckoエンジンだけではなく、IEのレンダリングエンジンを利用できる。
セキュリティ問題からFirefoxやOperaを利用している人がいると思いますが、どうしてもIEじゃないと見られないページがあったりするのもまた事実。そうした時にIEを起動するのではなく、Netscape上でレンダリングエンジンの切り替えができるようになっているそうです。だとすれば、普段使いはNetscapeで、いざとなったらIEに切り替えて、という使い方も簡単かもしれません。ちなみに、Firefox 0.9.3がベースになっているそうです。
レンダリングエンジンを切り換えるには、タブに表示される小さなアイコンをクリックして、「Display like Netscape」または「Display like Internet Explorer」を選択する。サイト単位の設定が可能で、例えばMicrosoftのサイトをIE表示に設定すると、通常Netscape表示を利用していたとしても、MicrosoftのサイトはIE表示で開かれる。
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この新ブラウザはポップアップ制御、タブブラウジング機能、パスワード管理機能を備え、コンテンツがブラウザに組み込まれている。しかし最も興味深くユニークなのは、Netscapeに近いある筋によれば、FirefoxとInternet Explorer(IE)の間で切り替えができるデュアルレンダリング/レイアウトエンジンだ。