マクドナルドが「モバイルオーダー」アプリをリリースし、スマホアプリからの注文、支払いを実現しました。受け取りもテイクアウト、着席しての受け取りを選べるようにになっています。
2019年3月末現在、沖縄でのみ先行して体験することができるようになっています。那覇のマクドナルドで実際に試してみましたが、シンプルな仕組みながら感動を覚えました。
恐らくファストフードは今後、人手不足やレジ効率化などの影響で、このようなモバイルオーダーの仕組みが一般的になっていくのだと思いますが、利用者からしてもかなり便利なものだと感じました。
マクドナルドのモバイルオーダー
マクドナルドは店舗改装を進め、レジの数を減らし、商品の受取窓口を広げてきました。それも、この「モバイルオーダー」向けでした。つまり、今後はレジを介して商品注文するといったやり取りが減るということです。
「モバイルオーダー」の仕組みが発表されたのは、2018年2月でした。
その後、2018年8月に都内の3店舗でベータテストが実施されました。これに参加した人も少なくなったのではないでしょうか。
そして、ついに2019年1月にiOS版「モバイルオーダー」アプリがリリースされ、沖縄から限定的にサービス開始をしました。
今回、沖縄で「モバイルオーダー」を試すことができました。実際に体験すると驚きと共に飲食店の革命的なものを感じます。
今でもクーポン利用でマクドナルドで公式アプリを利用している人は多いでしょうから、マクドナルドでアプリを使うことに抵抗がない人も多いはず。
「モバイルオーダー」が全国展開されるようになったら、日本全国のマクドナルドの店頭が変わりますね。これは!
今回、沖縄県那覇市でマクドナルドの「モバイルオーダー」アプリを試すことができたので、その様子をレポートします。
「モバイルオーダー」を試してみた
マクドナルドの近くまで行き「モバイルオーダー」アプリを起動しました。
初回起動時には、アプリの使い方の説明がありますが、できることとしては注文のみの、とてもシンプルな作りとなっています。
店舗と時間帯を選ぶ
まず最初に店舗と時間帯を選びます。
マップから最寄りのマクドナルドを選択します。
商品の受け取りをすると決めたら「この店舗で受け取る」をタップします。
店舗が選択された状態になるので「注文する」をタップします。
商品を注文する
続いて注文したいメニューを選びます。クーポン対応のメニューがありますので、クーポンを使いたい人も「モバイルオーダー」を利用することができます。
希望の商品を選択していきます。
商品はカートに追加します。このあたりは普通にオンラインショップと変わりません。
クーポンでの注文も利用してみました。クーポンを選び「クーポンを使う」をタップするだけなので簡単です。
クーポンで選んだ商品を「カートに追加」します。
欲しいものが決まったので「注文へすすむ」をタップします。
注文内容に問題がなければ「注文を決定する」をタップします。まだ支払いは行われません。
注文が完了すると「ご注文ありがとうございます 店舗でお待ちしております」という画面が表示されます。
店舗に到着したら「店舗に到着」というボタンをタップするように指示が出ます。
過去のベータテストの際には、店舗近くに行くとGPSで自動的に判断され商品が作られるということだったのですが、うまく機能しなかったのかもしれませんね。
自分が店舗に到着したことを、自分で申告するように変更されたようです。でも、この方が確実でしょう。
店舗に到着
店舗に到着し「店舗に到着」をタップします。
続いて「お店で食べる」または「テイクアウト」を選択します。テイクアウトはドライブスルーには対応していません。
今回は「お店で食べる」を選択しました。
続いて「カウンターで受け取る」または「席までスタッフがお届け」を選択します。
ぜひとも自分の席で商品受け取りを試してみたいので「席までスタッフがお届け」を選びました。
ここで、テーブル番号の入力画面になりました。先に席を確保しておくことが必要になります。
各席には、2人1組くらいの間隔で番号が振られています。
番号は簡単に剥がれないよう、かなり強力に接着されていました。
テーブル番号を入力すると、いよいよ支払いとなります。
支払いをする
支払いに関しては、現在はクレジットカードのみの対応ですが、今後は「LINE Pay」「d払い」「楽天Pay」に対応することもアナウンスされてます。
これはつまり、それぞれのポイントでも支払いが可能になるということでしょうね。既にスマホ決済でキャッシュレスな生活を送っている人には、ありがたい対応となります。
初めての利用なので、新規クレジットカードを登録しました。
残念ながら「LINE Pay」は対応していませんでした(オーソリが通らなかった)。
新規登録したクレジットカードを選択し、支払いをします。
「支払いを確定する」をタップすれば「モバイルオーダー」による支払いが完了します。
あとは席で待つだけ!
「モバイルオーダー」で商品が届く
ドリンクのみの注文だったからか、すぐにスタッフが商品を運んできてくれました。商品内容を確認し、受け取ります。
最後に「モバイルオーダー」アプリから「商品を受け取りました」をタップすれば、全て完了です。
マクドナルド「モバイルオーダー」の感想
仕組みとしては非常にシンプルなものですが、アプリから注文し、さらに自分の席まで商品が届くというのは新鮮な驚きがありました。注文から決済まで、全く人が介在しないのです。
よくよく考えると席まで商品が運ばれるというのは、マクドナルドではよく見かける光景でもあります。注文時に完成していない商品があれば、後から届けられますよね。あれと全く同じです。
違うのは全席に番号があることで、どこに何を運べば良いかが管理されているということです。
多くの人が「モバイルオーダー」を利用するようになれば、マクドナルドをはじめとしたファストフードではレジは不要になるでしょう。
人件費削減はもちろんのこと、お金のやり取りでミスが発生することもなくなれば、現金がないから深夜に強盗が入ることもなくなるでしょう。
利用者としてもレジでクーポンを表示したり支払いをしたりといった手間が一切なくなり、着席してアプリでゆっくりと注文することができるようになります。
まさにマクドナルド「モバイルオーダー」は、店舗にも利用者にもWin-Winなアプリ、仕組みであると実感しました。
追記:【マクドナルド】アプリで注文&決済できる「モバイルオーダー」静岡でも開始
追記:マクドナルドの「モバイルオーダー」も全国で利用可能になったようです。スマホアプリでマクドナルドが注文できる「モバイルオーダー」いよいよ全国展開!?という記事を書きました。
追記:【すき家】スマホで注文&決済する「モバイルオーダー」試してみた【やり方】という記事も書いています。