ポータブルなスマートギター「jamstik+」のモニターをしています。
16歳〜24歳くらいまでバンド活動していたこともあり、ギターの形をしたガジェットを試してみたかったのです。
ギターのスキルはコードを押さえられるというレベルで、前期のトリオバンドでの担当パートはギター・ボーカルでした。後期は2人組のフォークデュオ。いずれにせよギュンギュン弾きまくる感じではありません。
そんなぼくが昔が懐かしくなり「jamstik+」を爪弾き‥‥って、これがけっこう難しかったんだなぁ。スマートギターって、やはりただ弾くだけのスキルではないんですよね。
ということで、iPhoneと接続するスマートギター「jamstik+」は、ギター経験があれば使いこなせるのでしょうか?
まずは10日間ほど使ってみたレビューをお届けします。
「jamstik+」はどうなん?
最初に書いておきますが、自分で演奏する動画は撮影しておりません。20年ぶりにギターを弾いて、あまりの下手さ加減に‥‥いやはや、まだお見せできるようなレベルには達しておりません。
見せられないだけでなく、途中で「もうだめぽ‥‥」って、挫折しそうになったくらい。設定を変更して事なきを得たんですけどね!
本体にはボタンがあり、カポを移動することができます。
上達すると、演奏しながらカポ移動できたりするもんなんですかね?
フレットの数を見ると分かるように、基本的には開放コードを弾く感じになるのかな、と思います。
本体はバッテリー駆動。USB-Cで充電します。
専用コンパニオンアプリを使う
基本はiPhoneまたはiPadとBluetoothで接続して使用します。接続しないと音が出ません。
専用コンパニオンアプリがあり、まずはそれを試しています。「jamstik+」はMIDIコントローラーということで、他のアプリでも使えるみたいですが。
「jamstik+」を最初に起動して驚いたのは、チューニングが必要ないところ。アプリを起動して「jamstik+」を認識したら、もうチューニングは合っています。
試しにポロポロと弾いてみると、自分の押さえたフレットと弾いた弦が表示される!!!
けっこう驚きというか、自分がきちんと押さえられていない、弾けていないのを視覚的に突きつけられるワケです。きっつー。
まあでも20年ぶりだから仕方ない!
本体ボタンには機能が割り当てられています。このあたりは普通に弾けるようになってからの活用‥‥でしょうねぇ‥‥。
恐らくこのあたりも調整するとさらに弾きやすくなるのではないかという予感がします。本体は至ってシンプルなのですが、アプリで様々なコントロールできるあたりが、スマートギターのスマートたる由縁なのでしょうね!
「jamstik+」弾きにくかった‥‥
とりあえずデフォルトの状態で、アコースティックギターのような音色でポロポロとつまび‥‥つまび‥‥つま‥‥つま‥‥つまびけない!!
自分でも驚いたのですけど、こんなに弾けないものなのか、と!
まず気づいたのですが、弦のテンションがけっこう高いということ。弦の張り方がピーーーンとしていて、遊びがないのです。
そのため、弦を押さえるのも大変だし、ピックで弾くのもカリカリした感じになります。
あとは、どこのフレットを押さえているかを判断するために、弦がカッチリとフレットを押さえている必要があるのです。
ジャーンとかき鳴らす、割りとアバウトなギター人生を送ってきてしまったため「きっちりと押さえないときちんと音がでない」ということに、最初は戸惑いました。当たり前のことなんですけどね。
この時点でやや心が折れかかったのですが、とりあえずは自分好みにカスタマイズしてみようと思いね新たなギターの音色をダウンロードしてみました。
音色は無料のもの、有料のものとありますが、とりあえず無料のエレキギターをダウンロードしてみました。
しかし、それだけではパンクロックから音楽に入った者としては物足りない。歪みだ!歪みが足りないのだ!
というとで、エフェクターを設定してみることに。しかし、ディストーションやオーバードライブのような、自分が欲しいエフェクターがありません。
まさか‥‥歪ませられない‥‥!?
いやいや、そんなことはありませんでした。アンプです!
アンプを「Full Stack」とか「Fuller Stacked」あたりにするといい具合に歪んでくれます。ギャーーーン!!!
イイ!!
コレコレ!!
やはりエレキギターは歪んでなきゃ!!!
ということで、このあたりから「jamstik+」をかきならすのが俄然、楽しくなってきました。
最初の戸惑いは消え、普通にギャーン♪ ギャーン♪とやっているのが楽しくて仕方ありません。
弾いてから音が鳴るまでの微妙なタイムラグを感じる時もありますし、フレットの押さえ方もけっこうきっちりやらないといけないのですが、このあたりは慣れの範疇かと感じました。
「jamstik+」はどういう使い方をするのが良いのかまだ分かりませんが、とりあえずこのサイズだったら持ち運びが簡単なので、人がワイワイ集まるようなところでギャーン♪とやるのは楽しそうだと思いました。iPhoneひとつで弾き語りですよ!
とにかく本体が小さいので↓のようなオプションパーツがあると弾きやすくなるでしょうね。
高まるモチベーションのその次は?
「jamstik+」が楽しいと思ったその次は、どんなことができるのか気になりました。果たして弾き語りをしているだけで良いのか? 何かもっと良い使い方があるのではないか?
ただ弾くだけにしても、どのくらいのレベルまで「jamstik+」で弾くことができるのだろうか‥‥など、興味は尽きず、YouTubeでプレイしている動画を探してみました。
ぜひみなさんも一緒にご覧ください!
弾き語りができる!
様々な楽器を「jamstik+」一本で!
GarageBandとも使える!
これは凄すぎる!
ハンマリングで弾いてる! そういえばチョーキングができない気がします。
Instagramにも投稿があります。
海辺でとても良い雰囲気‥‥とまあ、こんな感じで「jamstik+」の可能性を感じて頂けたでしようか!?
ぼくは当面はギャーンと歪ませながら、ギター復活の練習をコツコツと続けていきたいと思います。
互換性のあるアプリの一覧を見るとかなりの種類があるので、さらに「jamstik+」の可能性は広がっていきます。