藤井聡太四段(14)、歴代単独最多の29連勝を達成

藤井聡太四段(14)が2017年6月26日に行われた第30期竜王戦決勝トーナメントで増田康宏四段に勝利し、自身の持つデビューからの連勝記録を29に伸ばしました。これにより30年前に神谷広志八段が達成した28連勝をこえ、連勝記録の単独1位となりました。藤井聡太四段が歴代最多29連勝 30年ぶり新記録という記事になっています。

21日の王将戦予選で1987年に神谷広志五段(当時)が達成した28連勝に並んだばかりで、前人未到の記録をあっさりとクリアした。

もちろん藤井聡太四段が強いというのは前提なのですが、相当なプレッシャーもあると思うのです。それに耐え、価値を積んでいくというのは本当に凄いことです。中学3年生ですからね。

次の対局は7月2日の竜王戦決勝トーナメント2回戦で、対戦相手は佐々木勇気五段ということですが、ここまでくると「藤井聡太四段を止めるのは誰か?」という方に話がいってしまいますね。

この記録に羽生善治三冠は「この記録は時が経つにつれ重みを増して来るはずですし、将棋界の新しい時代の到来を象徴する出来事になりました」とし、さらに「檜舞台で顔を合わせる日を楽しみにしています」とコメントしています。

谷川浩司九段は「10代半ばの一番強くなる時期に、トップ棋士と戦えるのは幸せな事。トップとの差は何なのか。実際に肌で感じることでまた、大きな可能性が開けてくるでしょう」とコメント。

これまでの連勝記録保持者だった神谷広志八段は「凡人がほぼ運だけで作った記録を天才が実力で抜いたというのは将棋界にとってとてもいいことだと思います」とコメントしています。

10代半ばが一番強くなる時期ということは、まだまだ強くなるということですね。

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