「iOS 10.3」アップデート前のバックアップが必須の理由とは?

2017 03 21 0952t

iOS 10」の新しいアップデート「iOS 10.3」のリリースが近づいてきたようですが、バックアップをしてからのアップデートを推奨する記事が増えています。メジャーバージョンアップではない「iOS 10.3」が、なぜバックアップ必須のアップデートとなっているのでしょうか?

近づく「iOS 10.3」、アップデード前のバックアップが必須の理由という記事を読んで、その謎が解けました。

Appleはこのアップデートを利用して、iPhoneと「iPad」が使用するファイルシステムを19年来の「HFS+」ファイルフォーマットから新しい「Apple File System」(APFS)に変更しようとしている。

「iOS 10.3」では、ファイルフォーマットが変更されるのだそうです。Hierarchical File System – WikipediaによるとHFSが1985年から続いたMacのファイルフォーマットで、1998年にHFS+が導入されmacOS Sierraでサポートが終了しました。この波がiOSにもやってきた、と。

SSDストレージへの最適化や強力な暗号化やストレージを節約するための多くの改善などがあるのですが、なんせファイルフォーマットの変更です。

つまり、iOS 10.3がインストールされたら、その端末に保存されているすべてのファイルがHFS+からApple File Systemに変換される。

もしアップデート途中に何らかの不具合が発生すると、データ消失する可能性があります。電波の状態が悪いとか、急にバッテリーが落ちるとか、何らかの不具合が発生する可能性がある限りは、やはりiPhoneをバックアップしてから「iOS 10.3」アップデートに臨むのが良いでしょう。

iCloudまたはiTunesでバックアップすることが可能ですが、iCloudは無料で使用できるのが5GBだけですので、iTunesを使用する人が多いでしょうか(50GBが月額130円、200GBが月額400円)。

バックアップに関しては、iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法 – Apple サポートを参考にしてください。

iPhoneバックアップでMacの容量が足りない場合

ただ、iTunesでバックアップする場合でも、Macの本体容量をiPhoneの容量が超えてしまっている場合もあるはずです。ぼくも256GBのMacBookでは256GBのiPhone 7 Plusのバックアップが取れなくなっているので、外付けハードディスクにバックアップする方法をとっています。

【容量】iPhoneのバックアップ先を外付けハードディスクにする方法【足りない】という記事を書いていますので参考にしてください!