伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテスト、もしも自分で応募するならば?

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内閣官房・内閣府主催の伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストのスマホ部門の審査員を努めさせて頂いています。続々と写真も投稿されているそうで、審査の日が今から楽しみなのですが、今回、仕事で青ヶ島を旅しながら「もしも自分で応募するならば?」ということが、頭の片隅にありました。

「世界に届けたい日本」というと、いささか大げさな印象もあります(すいません)。ちょっとハードルが高く感じられることもありますよね(すいません)。

↑の写真は、青ヶ島から八丈島へ向かう、ヘリコプターの中で撮影しました(水平飛行中で写真撮影が可能な時間帯)。ヘリコプターに乗るのは初めての経験でしたし、空から島を眺めるのは美しい光景でもあります。

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今回の旅、自分の中で最もよく撮れた写真がこれでした。青ヶ島の特徴である、二重カルデラをHDR写真で美しく撮れたと思います。世界に誇れる日本の風景だと思います。海外からの観光客も増加中だそうです。

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これは港の写真です。太平洋の荒々しさが、うまく表現できたのではないかと思います。これもまたHDR写真でして、世界に伝えたい日本の自然の雄大さが表現できているでしょうか?

景色が美しいので、どんな場面も美しく切り取ることができたのですが、今回の旅のクライマックスは帰りのヘリコプターでした。

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ヘリコプターに乗り込み、離陸直前にヘリポートの周囲にいる人たちを撮影した写真です。少しだけ説明させてください。青ヶ島のヘリコプターは1日1便、宿やレンタカーの方などが見送りに来てくれていました。ふわりと機体が浮いた瞬間、思わず涙がこぼれそうになりました。

これまでにたくさんの離島や地方を旅してきましたが、そこを離れるときに感極まったのは初めての体験でした。人の優しさ、ゆっくりと上昇するその刹那、手を振る人たちの顔が近くに見えました。1日1便、簡単に島から出入りすることはできません。今回の旅で、最も心が揺さぶられたのが、この瞬間だったという訳です。

写真を見る人にこれを伝えるのは難しいかもしれませんが、何気ない写真にもストーリーがあるということを、身を持って体験しました。

伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストのご応募もお待ちしています。伊勢志摩サミット「世界に届けたい日本」フォトコンテストのFacebookページもスタートしています。