エッセイストで酒ジャーナリストの葉石かおりさんが、自著「うまい日本酒の選び方」がパクられたブログで怒りの報告をしていました。もともと、エッセイスト葉石かおりさん自著の著作権侵害に憤慨という記事で知りました。「内容および写真が別の書籍に許可無く盗用された」というのです。
葉石さんは26日に更新したブログで、「拙著『うまい日本酒の選び方』の内容、写真が許可無しに、パクられてしまいました。明日、セブンイレブンでタイトル『日本酒入門』で限定販売されてしまうと、発売日前日に担当者から連絡がありました」と明かした。
既に「日本酒入門」として、セブンイレブンの店頭に並んでいるようです。
葉石かおりさんはこの件に関して、3本のブログ記事を書いています。
▼パクられました|葉石かおりオフィシャルブログ「美酒らん」Powered by Ameba
回収を強く望みますが、期間限定販売だからと、取り合ってもらえません。
▼パクられました2|葉石かおりオフィシャルブログ「美酒らん」Powered by Ameba
それなのに何の許可もなく、語尾だけ変えて、構成、テーマが全く同じパクリ本が、あろうことか500円でセブンイレブンより、本日から発売されてしまいます。
▼パクリ本、拙著まんまでした(笑)|葉石かおりオフィシャルブログ「美酒らん」Powered by Ameba
先ほどパクリ本が到着しました。
中を広げてビックリ…。
まんまでした(笑)
3本目の記事では届いた「日本酒入門」と「うまい日本酒の選び方」の比較がされているのですが、写真も含めて確かにほぼ同じです。
「契約書まで交わしているのに、何の連絡もありませんでした」とのことですが、個人的に気になるのは契約書の内容です。もしかすると「自由に再出版できる」といったような条項が入っていなかったのかどうか。それでも、何の連絡もなしに自著が別の形になってしまうのは悲しいことですが。
ちなみに、どちらもエイ出版のようです。コンビニ向けの廉価版の本を作った、ということなのだと思いますが、やはり契約書の内容が気になります。キャッシュを見ると、著者の名前もないようです、仮に契約書通りだとしても、何の連絡もしないというのはよろしくない気がしますが。
追記:回収されることなったということです。「一部回収へ」という記事が書かれています。
パクリ本は回収することになったと、発売元から連絡をいただきました。
ただ、どういう経緯でこういうことになさてしまったのか、エイ出版社側の説明も聞きたいところではありますが。