Mac OS X 10.3.5アップデートを公開。libpng脆弱性もフィックスされています。
米Apple ComputerはMac OS X 10.3.5アップデートおよびSecurity Update 2004-08-09をリリースした。日本語版対応のアップデータが、システム環境設定のソフトウェア・アップデート経由で提供されている。
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10.3.5では、Bluetooth機器や他社製アプリケーションとの互換性向上、NTFSフォーマットボリュームのサポートの改善、Webブラウザ「Safari」を予期せず終了させる可能性のあったGIFへの対応などが行なわれている。
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またATI TechnologiesとNvidiaの両社から出されているグラフィックカード用ドライバーも更新され、互換性を持つFireWireならびにUSB接続機器の数も増えている。
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ほかにも Mac OS X 10.3.5 では、Apple の Web ブラウザ『Safari』で見つかった脆弱性を修正した。この脆弱性は、悪意のある Web サイトのフォームにより、機密情報を盗み出すために利用できる。
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また、オープンソースのPNG画像ライブラリ「libpng」にバッファオーバーフローなどの脆弱性が発見されたことを受け、「Security Update 2004-08-09」もあわせて公開された。