元U-20ホンジュラス代表GKコーチが説明する「サッカー日本代表のGKはなぜ西川ではなく川島なのか?」

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なぜいつまでたっても川島なんだろうな。とは、確かに思います。特に、西川が浦和レッズに移籍してきてから、そのプレイを間近に見るにつけ「なぜだろう」という思いは強まります。しかし、素人目ではなく、本職のGKコーチによると、その理由は明らかになのだそうです。【GK論】日本代表の正GKは、なぜ西川選手ではなく、川島選手なのか?という記事がありました。

それは何も西川選手と比べてだけではありません。今の日本の全GKと比べても、川島選手の「GKとしての能力」は頭一つ抜きん出ています。ちょっとやそっとの「差」ではない。「歴然とした差」があります。

プロフィールによると、山野陽嗣氏は日本人で初めてホンジュラスのプロサッカーチームと契約した人物だそうです。コーチとしても、高校サッカー部、大学サッカー部、さらにはアルビレックス新潟シンガポール、そしてU‐20ホンジュラス代表といった経歴を持っている方です。

そんな山野陽嗣氏が、川島は頭一つ抜きん出ており、指導者の立場からしても「川島選手以外の選択肢はない」のだそうです。

レベルの違いを数値で説明しています。

「世界最高レベルのGK」をレベル「10」とすると、西川選手のGKとしてのレベルは最高で「6」です。そして「世界最高のサッカー」をレベル「10」とすると、Jリーグのレベルは「5~6」です。

そして、川島はレベル「7」を持っており、ワールドカップのレベルも「7〜10」であるので、そこで通用するプレイができるのは川島だけ、と結論づけられています。西川は、あくまでもJリーグの中だからこそ安定したプレイができている、と。

川島もチョンボは多いけれど、西川だとレベルが足りていないので「川島選手以上のチョンボが間違いなく起こる」と。

他のGKが川島選手を押し退けて代表の正GKの座を掴むには、川島選手が高齢になり「GKとしての能力」が衰え、レベルが「5」以下に落ちる以外に道はないでしょう。

なるほど、そういう見方もあるのか‥‥と勉強になりました。とはいえ、川島はチームで試合に出場できていなかったという現実もある訳で、今のレベルがどのくらいにあるのか、というのは興味深いところです。

ハリルホジッチ監督、西川を使ってみてくれないかなぁ。