マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレンが、太平洋戦争中にフィリピン沖で沈んだ「戦艦武蔵」を発見し、それをネットで生中継して話題になりました。発見もされることながら、模型ファンから「俺が知っている『武蔵』の模型と違う」という声が上がったことも話題になりました。「俺が知っている『武蔵』の模型と違う」という記事になっています。
台座に乗った機銃のような残骸が映し出されると、それまでスムーズに解説していたクルーが戸惑いをみせた。探査機がその残骸をさまざまな角度を撮影した結果、クルーは、敵飛行機を迎撃する「シールド付きの25ミリ三連装機銃」だと判断した。
これまで定説とされていたものが、生中継された「戦艦武蔵」では違っていたということで、ネットだけでなく、解説していたクルーも戸惑いを見せたということです。他にも、これまで考えられていたものと違う“新事実”がいくつかあったようです。
そもそも、武蔵は大和型戦艦の2番艦として極秘に建造され、資料や写真が非常に少なく、細かい部分がわかっていないのだ。
実物が発見された訳ですから、これを基に模型メーカーが「戦艦武蔵」を作り直すかどうか、ということにも注目が集まっているようですが、タミヤ広報は「何かをすぐに変える予定は特にありません」と回答しています。
模型開発に重要なのは設計図などの紙の資料で、情報としては蓄えるものの、完全な状態で沈むわけでもないということで、すぐに模型に影響するということはないのだそうです。
実物に忠実にこだわりたい模型ファンは、自分で改造したりするのでしょうか。それにしても今回、深海のネット中継を見ていて「俺が知っている『武蔵』の模型と違う」と気づくファンがいることに、趣味の奥深さを感じました。
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