「黒神埋没鳥居」桜島の大正大噴火により埋没した鳥居

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鹿児島市主催のプレスツアーで最初に向かったのが、1914年に起こった「大正大噴火」により噴出した火山灰や軽石により埋没してしまった「黒神埋没鳥居」です。1日ちょっとで2mの火山灰や軽石が積もり、半分以上が埋まってしまった鳥居です。この姿は、かなり衝撃的でした。

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桜島の「大正大噴火」は、20世紀日本で最大の噴火です。1914年1月14日に発生し、噴煙は高度1万から2万メートルに達し、火山灰はカムチャツカまで飛んだと言われています。いかに激しい噴火だったかは、当時は島だった桜島が、大量に放出された溶岩により、大隈半島と繋がってしまったということからも分かるでしょう。海峡の深さは80mでしたが、2週間ほどで埋まってしまったそうです。

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「黒島埋没鳥居」は、鹿児島県指定の天然記念物となっています。当時は掘り起こそうとしたということですが、噴火の記憶を後世に残そうということで、現在の状態になったそうです。近所の小学生たちが丹念に掃除をしているそうです。

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神社を大事に思っていた住民は掘り起こしたかっただろうと思いますが、この姿が残っているからこそ「大正大噴火」の凄まじさが伝わりますね。話に聞くだけでなく、写真を見るだけでなく、実際にこの埋没した鳥居の姿を見たことは、非常にインパクトがありました。

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隣にある建物では、当時の写真などが公開されています。当然ですが、鳥居がこの状態ですから、周囲の集落も埋まってしまいました。

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「黒島埋没鳥居」はの全高は約3mで、半分以上となる2mが地下に埋もれています。

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「黒島埋没鳥居」にたどり着いた時は雨上がり。車道は、降り積もった火山灰が流れ黒くなっていました。改めて、桜島が活火山であることを実感しました。

住所:鹿児島県鹿児島市黒神町(黒神中学校横)

#旅の様子は「鹿児島旅行」でまとめています。