「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」というウイスキーをご存知でしょうか。アメリカのバーボンウイスキーです。このウイスキーはボトルが封蝋されているのですが、一本一本が手作業で行なわれているそうです。つまり、形は全て違うので、手にしたものは世界で唯一つのウイスキーとなるのです。今回、この「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」を封蝋するディッピング体験イベントに招待して頂いたのでレポートします!
そもそも「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」とは?
ディッピング体験に先立って、サントリーのブランドマネージャーの方から「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」とはどういうウイスキーなのか、という説明がありました。
世界にはアイリッシュウイスキー、スコッチウイスキーから始まる、世界五大ウイスキーがあり、アメリカンウイスキー、つまり「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」もその一つだそうです。
アメリカンバーボンというとトウモロコシ由来を想像するのですが、小麦を使用しているため、まろやかでスムーズな味わいが特徴だそうです。これは、パンを焼くのにライ麦より小麦の方がまろやかだったことにヒントを得ているのだとか。
全てがハンドメイドであるだけでなく、味にも独特のこだわりがあることが分かりました。また、世界で飲まれているのにも関わらず、小さな蒸留所にこだわり続けているそうです。現在する最古のバーボン蒸留所でもあります。
蒸留所6代目の妻の話が面白かったのですが、ラベルや「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」というブランド名、封蝋などのアイデアは彼女のものなのだそうです。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」というのは、錫工芸品に入っていた「作者の印」からきているそうです。”工芸品”という思いが込められているのですね。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」を飲んでみる
実際に試飲しましたが、琥珀色の液体は非常にまろやかで、スムーズに飲めました。バニラ香、甘い味わいがあります。他のバーボンウイスキーとストレートで飲み比べしたのですが、それらに比べてトゲトゲした感じが一切なく「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」の飲みやすさは際立っていました。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」と同じ調子でスイーッと飲んだら、他のバーボンウイスキーはむせました。それだけ飲みやすいんだということを、身をもって体験しました。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」封蝋体験!
会場で、串揚げのフライヤーのような器具を使い、200度に熱されたディッピング体験(封蝋)をしました。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」のボトルを3秒だけひたし、最後にテーブルでドンドンドンと軽く叩きつけると、上手い具合にディッピングが完了します。
この格好に、さらにゴーグルをしてディッピングには臨みました!
簡単なようなのですが、高温なので完全防備、けっこう気を遣うんですよね。でも、こうして一本一本の「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」が作られていくということがよく分かりました。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」で懇親会
ディッピング体験の後は「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」に合う料理や「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」を使った料理、デザートを頂きました。
これは確か「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」をふりかけたチップで燻製したものだったのですが、これが驚くほどの美味さでした。手が止まらなくなりました。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」のハイボールで乾杯!
美味いバーボンウイスキーは、もちろんハイボールにしても美味しいです。ただ飲みやすいので、飲み過ぎ注意です。
シーザーサラダ。
牡蛎のケイジャンアヒージョ。やっぱりアヒージョ、好きだなぁ。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」のソースを使ったスペアリブ。骨から肉もほろりと外れて美味でした。
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」をチョコに使ったデザートです。ここにも「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」が!
「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」ディッピング完了!
最後に、自分でディッピングした「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」が乾燥してイベントも終了です。乾燥といっても、まだほのかに温かくて、出来立てほやほやを実感することができました。
他の人がディッピングしたものと並べてみましたが、見て下さい、この違いを。実際の「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」も、こんな風に一本一本に個性がある訳です。
バーで「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」があるとハイボールを飲んだりしていたのですが、まさかボトル毎に個性があるとは知りませんでした。手作業でディッピング(封蝋)されていたなんて。これからは、そんなところにも思いを馳せながら「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」を飲むことになりそうです。