浦和レッズが、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を始めとした、2012シーズンの新体制を発表しています。
2012シーズンのトップチーム体制について、下記のとおりお知らせいたします。
それによると、トップチームの体制は次の通りとなります。
監督:ミハイロ ペトロヴィッチ(新任)
コーチ:堀 孝史
コーチ:天野 賢一
コーチ:杉浦 大輔(新任)
GKコーチ:土田 尚史
アシスタントコーチ(分析担当):長嶺 寛明
正直なところ、留任しているコーチも多く、恐らくクラブ側からの「指導者として育てて欲しい」というリクエストがあったんだろうな、と思います。
本来であれば、旧体制はできるだけ排除して臨みたいのが監督だろうと思うのですが、そのあたりは日本で見て聞いて知っているから、ということなのでしょうか。
いずれにせよ「浦和の敵は浦和」というオシムさんの言葉があったように、どうクラブと折り合いをつけつつチームを強くしていくのか、ペトロヴィッチ監督の手腕に期待せざるを得ません。
ミハイロ・ペトロヴィッチ新監督、就任会見もアップされています。
私自身、アドバンテージがあるのは、6年、日本で仕事をしていますし、浦和というチームもある程度、知っています。そして日本という国のメンタリティーもこの6年で学ぶことができました。もちろんフィンケさん、ペトロヴィッチさんと、私の前に浦和で監督をされた方々は、日本に来てすぐにここで仕事をされて、なかなか難しい部分ももちろんあったと思います。私自身、外からですが、浦和を見たなかで思うことは、浦和にはしっかりとした個人の能力が高い選手がそろっているということです。その選手たちをいかにチーム戦術の中でうまくかみ合わせていけるか、チームとしていかに機能させていくか、そこを私はやりたいと思います
デジャブを感じました。フィンケさんが来た時のことを。
印象として、フィンケさんと考えていることはそう遠くない気がするのですね。ただ、フィンケさんは実直すぎたのかな、と。教師らしく、いろいろな物事にぶつかり対処しようとした結果、慣れない国の習慣もあり、うまいくいかなかったのかな、と、この会見を読んで思いました。
ペトロヴィッチ監督は、いい意味で狸のような監督ではないでしょうか。しっかり、リップサービスもできる、調整もできる、しかし裏では一本筋が通っている‥‥クラブもサポーターも、もう同じ過ちを繰り返すことはできませんね。「我々は今シーズンから再びチームというもの、ベースを築いていく、そういった段階」ですから。
「私が考えるサッカーは、運動量が多く、走ることを求められます。そしてその中で考えながら走らなければいけない」というサッカーに期待します。
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「私のサッカーは凄く複雑でインテリジェンスが必要。考えながら走り、次のプレーを予測して連動を考えなければいけない。何万人というサポーターにただ勝つのではなく、攻撃的で魅力あるサッカーを見せるのがわれわれの義務」