「くまのプーさん」は、なぜ「Winnie the Pooh」なのか。なぜ「Winnie」なのか。なぜ「Pooh」なのか。
カナダ旅のガイドさんから「Winnie」には、カナダの街である「Winnipeg生まれ」という意味があると教えてもらいました。
ガイドさんから聞いたのは、こんなお話です。
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もともとのクマの持ち主はウィニペグ(Winnie)出身のカナダ人。ハンターからクマを買い、戦争でイギリスに連れて行った。ウィニペグを懐かしんで「Winnie the Bear」と名付けた。その後、動物園にいたらしい。
「Winnie the Pooh」の作者の息子がクマのぬいぐるみを持っていた。動物園で見かけるクマが気に入っていた。それで、自分のぬいぐるみにも「Winnie」と名付けた‥‥作者はそれをヒントに、お話を書いた。ちなみに「Pooh」は白鳥の名前らしい。合体させて「Winnie the Pooh」となった。
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なんと。もしかすると、実際の話と違うところもあるのかもしれませんが、どうやら「くまのプーさん」のモデルとなった「Winnie the Bear」がカナダ生まれというのは確かなようです。
「Winnie」も「Pooh」も、元は名前だったのですね。
ちなみに、作者であるミルンの息子はクリストファー・ロビン・ミルンという名前です。クリストファー・ロビンも、そのまま「くまのプーさん」に登場しますね。
あわせてWikipediaあたりもどうぞ。
Winnie-the-Poohとは、ミルンの息子である、クリストファー・ロビン・ミルン(クリストファー)が持っていたテディベアの名前であるWinnipegと、ミルン親子が休日に見た白鳥の名前Poohから、ミルンがヒントを受けて名付けたものである。
第一次世界大戦中の1914年、カナダに駐屯する軍獣医のハリー・コルバーン中尉が、オンタリオ州ホワイトリバーにて猟師が連れていた孤児の子熊を20ドルで購入した。
「Winnie the Pooh」という名前にどんな意味があるのか不思議だったのですが、こんなお話があったのですね。これからは「くまのプーさん」を見ると、カナダを思い出しそうです。
▼Winnie-the-Pooh (Pooh Original Edition)