いよいよ、浦和レッズの2011シーズンが開幕しました。第1節はアウェイでヴィッセル神戸戦でしたが、残念ながら0-1での敗戦となりました。
ハイライトを見る限りは、もちろんハイライトなので良いシーンが多いのですが、そんなに悲観する内容でもないかな、という印象が。ただ、実際の試合を観戦できていませんので、ぼくの開幕は今週末の埼玉スタジアムです。
2011Jリーグ・ディビジョン1 第1節
ヴィッセル神戸vs浦和レッズ
2011年3月6日(日)13:05キックオフ・ホームズスタジアム神戸
試合結果
ヴィッセル神戸1-0(前半0-0)浦和レッズ
得点者:76分ポポ (神戸)
入場者数:19,913人
フィンケ前監督の作り上げた土台の上に、ペトロヴィッチ監督がどんな形をつくるのか。
もちろん、ペトロヴィッチ監督が信念を持つサッカーもあると思いますが、2年をかけて選手たちに浸透したサッカーと、うまい具合に融合してくれたらと思います。
そして、若手にも這い上がってきて欲しいですね。特に、山田直輝、高橋峻希、そして岡本と濱田も。
「特に高崎が入ってからは前に2人置いて、原口を左、マルシオを右という形にして、10人でありながら攻守の切り替えの場面で、外で原口なりマルシオが1対1になって速攻を仕掛けられるような、そういった意図を持ってやりました。ただ、10人ということ自体が難しいということを私は理解しています」
永田 充
「全体を通してパーフェクトに近い形で守れていたと思います。簡単に崩されたりという場面もほとんどなかったので、DFとしては良かったです。でも結果としては負けている。ああいういいFKを持っているチームに対していい位置で簡単に与えないとか、啓太君が退場になった場面とかも、僕がもっといいパスを出していればトラップミスもなかったと思います。ピッチは、悪いという選手もいたかもしれないですが、僕としては特に問題は感じていませんでした。
ボランチとしてフル出場したMF柏木陽介(23)は、「去年までやってきたことがゼロ。中盤を飛ばされてしまうと、オレはしんどい。でも今は勝つことが大事。監督のサッカーを信じて決めるだけ」と、言い聞かせるように話した。
シュート4本を放ったワントップのFWエジミウソン(28)は「結果がすべて。後半、チャンスを生かせなかった。ボールを受ける位置や、まわりを使うことが(選手間で)お互い意識不足でうまくできないところがある」と、反省点を挙げた。
▼浦和 壁の作り方に問題は…「誰かが当たらないといけない」」
後半31分の失点はFKを4人の壁の横を抜けて左隅に決められた。「壁のつくり方は問題なかったと思いますけど、うーん…」(山岸)、「あそこを抜けてくのは…。誰かが当たらないといけない」(柏木)。
後半17分に2度目の警告を受け退場したMF鈴木主将は「すいません」と話すのが精いっぱい。FW田中も「次、切り替えます。ごめんなさい」。ペトロヴィッチ監督は「選手のパフォーマンスには満足している」と強がったが、表情は険しかった。
シュート数は16対10と押し込んだが、ゴールが割れない。プレシーズンマッチを含めると今季4戦2得点と得点力不足が深刻だ。「前半で3、4度あったビッグチャンスを決めきれない」と指揮官はうつむいた。
ペトロビッチ監督はかつてプレーした古巣での初采配を飾れず、「0-4、0-5で負けるより0-1の方がやるせない」と悔しがる。前半は相手の2倍のシュート10本を放ったが、「2、3本のパスミスが続いて神戸に速攻を仕掛けられ、流れが変わった」と分析。「特に短いパスばかり続ける点は改善したい」と、前任のフィンケ監督が植え付けたパスサッカーを完全否定した。